エアガン

2025/07/11

イギリス軍の制式SMGを電動ガンで再現「S&T スターリング電動ガン」

 

第二次大戦後から長く採用され続けたサブマシンガン

 

S&T スターリング電動ガン

 

 スターリングは第二次世界大戦中にイギリスで設計が開始され、戦後制式採用されたサブマシンガンである。ビジュアルはSTENに酷似しているが構造はまったく異なる。鉄パイプを繋ぎ合わせたような外観にフォールディングストックを装備していることが特徴として挙げられ、短いバレル長と相まって取り回しやすい。バレルジャケットに設けられた無数の穴はバレルを冷却させるためのものである。もちろんストックを展開させることでしっかりと頬付けしてサイティングすることが可能なため、見た目以上に運用しやすい。
 S&Tはスターリングを電動ガンで再現。外観は、実銃と同じスチールプレス製ボディを採用し、実銃の雰囲気がリアルに再現されている。

 

 

S&T スターリング電動ガン
フロントサイトはフルオートで弾をばら撒く設計思想の銃であるため簡易的なものが取り付けられている

 

S&T スターリング電動ガン
フルオート射撃で高温になったバレルを冷却するために設けられた放熱孔からアウターバレルを確認することができる

 

S&T スターリング電動ガン
バレル基部下側に設けられているホップアップ調整ダイヤルはマイナスドライバーをダイヤルの溝に引っ掛けて調整する必要がある

 

S&T スターリング電動ガン
セレクターレバーはグリップした手の親指で操作する。グリップのチェッカリングは細かく深い形状のため滑りにくい

 

S&T スターリング電動ガン
ストックはマズル方向に折り畳むことができる。ロックはバレルジャケット下側にツメで引っ掛ける形状になっている

 

S&T スターリング電動ガン
ロックを解除することでストックを展開させることができる。すべて金属製のため剛性が高く、ガタつきは一切感じられない

 

S&T スターリング電動ガン
エンドプレート部分を回すことでバッテリーコンパートメントへアクセスすることができる。コネクターはミニS規格となっており、使い勝手がいい

 

S&T スターリング電動ガン
スチール製マガジンの装弾数110発。スプリング給弾式のためゼンマイを巻く煩わしさはない

 

 サバゲでの運用面においては、側面にマガジンがレイアウトされた設計となっているためプローン射撃が行いやすいデザインであることも特徴。アンブッシュでの戦いを好んでいるユーザーはこのモデルに持ち換えて緊張感のあるサバゲを体験してみるのもありかもしれない。取り回しのいいサブマシンガンを探し求めているユーザーや、スターリングの電動化を待ち望んだユーザーにとって購入して後悔することがない仕上がりになっている。

 

S&T スターリング電動ガン

 


 

S&T
スターリング電動ガン

 

DATA

  • 全長:500mm/690mm(ストック展開時)
  • 重量:2,845g
  • 装弾数:110発
  • 価格:¥52,800
  • お問い合わせ先:UFC wholesale@ufc-web.com

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:風見れん/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年8月号に掲載されたものです。

 

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