2019/05/29
【レポート】第58回 静岡ホビーショー
待望の新製品が目白押し!
令和最初となる静岡ホビーショーが5月8日(水)~5月12日(日)の日程で開催された。静岡ホビーショーと言えば東京マルイの上半期の新製品が展示されることで毎年話題を集めている。近年は開催が近づくとHP上で新製品をチラ見せするティザーサイトがアップされることから、SNSなどでは予想合戦が繰り広げられる。今年は3機種がチラ見された。それでは、東京マルイの新製品を中心に、会場で気になった各社の新製品をご紹介しよう。
東京マルイ
ガスブローバックガン 89式5.56mm小銃折曲銃床型
昨年発売されて話題を呼んだ89式5.56mm小銃ガスブローバックガンのバリエーションとして折曲銃床型(左方セレクター対応型)が発表された。折りたたんだ際に左方セレクターに干渉しないようにチークピース左側が円形状にカットされた最新タイプを再現。新規製作のロアレシーバー、20連ショートマガジンが付属する。その他の特徴は固定銃床型を踏襲している。価格は¥64,800、2019年夏頃発売予定
左方セレクターに対応するためにチークピース左側が窪んでいるのが最新タイプの特徴。電動ガンに付属する旧型の折曲銃床(写真手前)と比べたところ。旧型のまま左方セレクターを装着すると完全には折りたためない
折曲銃床に対応してロアレシーバーは新規に製作された
ガスブローバックガン V10ウルトラコンパクト
今回作動可能なサンプルが展示されたガスブローバックガンの新製品「V10ウルトラコンパクト」。ショートストローク化された直径15mmの大口径シリンダーや各部のフリクションロスを徹底的に低減させている。写真ではわかりにくいが、シルバーと濃いグレーのツートンも再現されている。価格未定・近日新発売
V10という名称のとおり左右で合計10個のガスポートが開けられたコーンバレル。インナーバレルは目立ちにくいブラックメッキ仕上げとなっている
同社のマイクロプロサイトが取付けできるマウントベースが標準装備される
コンパクトモデルとは思えないほどシャープでスピーディーなブローバックアクションを実現した
ガスブローバックガン HK45タクティカルブラックモデル
サイレンサーが標準装備されたHK45タクティカルにブラックモデルが加わる。使い勝手のいいアンビコントロールレバーやリアサイト、交換可能なバックストラップはそのままに、フレームとサイレンサーがブラックとなったことでより精悍なイメージとなった。価格は予価¥19,800、近日新発売
ガスブローバックガン FNX-45タクティカル
本誌でも何度かレポートしているガスブローバックガンFNX-45タクティカル。現代のタクティカルハンドガンに求められる要素がすべて盛り込まれている。もちろんエアガンでもその特徴が忠実に再現されている。価格は¥17,800、2019年6月7日発売
ライトニングホーク.50AE 10インチ
リアルプロップシリーズ第17弾となる「ライトニングホーク.50AE10インチ」。今回は外箱と、付属品である劇中と同様の.50AE弾のカートリッジボックスが公開された。今までにないプレミアムな内容に期待が一気に高まる。価格は¥42,800、近日新発売(完全限定品)
ガスブローバックガン Vopal Bunny
『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』小説最新Ⅸ巻表紙で主人公レンと共に描かれているピンクのハンドガン「Vopal Bunny(ヴォーパル・バニー)」の彩色見本が展示。ベースはデトニクス。今秋発売予定
電動ブローバックフルオート ハイキャパ5.1シルバーモデル
セミ・フルの切り替えができる電動ブローバックフルオートのハイキャパ5.1にシルバーモデルが加わる。BB弾の発射と同時にスライドがブローバックする。サムセーフティがセレクターレバーとなっている。価格は¥3,980、近日新発売
ガスブローバックガン MTR16ゴールドマッチ
東京マルイのオリジナルデザインのM4カスタム「MTR16」のバリエーションとして参考出品された「MTR16ゴールドマッチ」。アウターバレル、ボルトキャリア、トリガーがゴールド仕上げとなっている
次世代電動ガン Mk46 Mod.0
発表以来、東京マルイ初のLMG電動ガンとして話題を呼んでいる次世代電動ガンMk46 Mod.0。価格、発売日は未定だが、グリップやストックなどの樹脂パーツが量産に近いパーツとなっており、徐々に完成へと近づいている
クラウンモデル
スパークリングエアガン パイソン6インチ
専用のキャップ火薬を使うことでBB弾の発射と同時に発射音(スパークリング)が楽しめる画期的なエアコッキング式リボルバー。対象年齢10歳以上用、価格は予価¥4,980、7月発売予定
電動ガン AK74リアルウッド
クラウンモデルとしては初めての対象年齢18歳以上用の電動ガンがリリースされる。ハンドガードやストックは木製となっている。価格は予価¥59,800、発売は7月上旬予定
エアコッキングガン MK47
クリンコフスタイルのショートバレル&ハンドガード、固定ストックが付属したAK47タイプのエアコッキングガン。対象年齢10歳以上用、価格は予価¥3,980、7月中旬発売予定
エアコッキングガン XM4 R.I.S.
待望のM4タイプのエアコッキングガンがリリースされる。レールシステムにはバーチカルグリップが付属。対象年齢10歳以上用、価格は予価¥4,980、7月中旬発売予定
電動ガン M4
こちらは対象年齢18歳以上用の電動ガンとしてリリースされる。ショートバレルにレールシステム、フリップアップリアサイトが付属。価格、発売は未定
エアコッキングガン USPマッチ
スタビライザーが付属するUSPのバリエーションを再現。実銃のように残弾がなくなるとスライドストップがかかる。対象年齢10歳以上用、価格は¥2,980、8月中旬発売予定
トミーテック
サイクルウェアを手がけるアウローラとリトルアーモリーとのコラボによる「機動射撃用射走競技服系列」が開発中。本誌2019年1月号の表紙も飾った東城咲耶子さんがモンタギューパラトルーパーの実物とともに、朝霧高校機動射撃部のスタイルでお出迎え
リトルアーモリーシリーズに合わせ1/12スケールでアメリカ陸軍の空挺隊員向けに開発された折りたたみ式タクティカルマウンテンバイク、モンタギューパラトルーパーをモデル化。クランクやペダルの回転に加え、折りたたみ機構も再現される(9月予定、¥4,500)
figma リトルアーモリーの新アイテム「白根凛」の未彩色見本が公開。「朝戸未世 夏制服Ver.」(11月予定、¥6,900)などの彩色見本も展示された
新作「ヘカート2 タイプ」(8月予定、¥1,600)のテストショットも展示
メガハウスのフィギュアシリーズ「デスクトップアーミー」とリトルアーモリーのコラボ第1弾[朝戸未世、椎名六花、來野未明]が企画進行中! (発売月、価格未定)
タミヤ
なんとプラモデルを生産するうえで欠かせない射出成型機が置かれてあり、実際にプラモデルが作られていた。原材料や金型の構造などもパネル展示されていて、普段見ることのないプラモデルの製造現場を垣間見ることができた
1/16RCタンクシリーズに、冷戦期に登場しベトナム、パナマ、湾岸戦争に実戦投入されたM551シェリダン空挺戦車がラインアップ。プロポ付きのフルオペレーションセットで、主砲や機銃の発砲、エンジン音などもリアルに再現される(7月予定、¥96,000)。ディスプレイモデルも発売予定
1/35MMシリーズの新アイテム「陸上自衛隊 軽装甲機動車(LAV)(仮称)」。発売中のイラク仕様に続き、新規金型によるパーツで現行の国内仕様を再現。III型防弾チョッキを着用したドライバーのフィギュアも付属
ホビージャパン
ホビージャパンが初の1/35スケールモデルプラキットとして陸上自衛隊の主力火砲、155mmりゅう弾砲FH70を発売決定!(発売時期、価格未定)
アオシマ文化教材社
1/72スケールミリタリーモデルキットシリーズに「陸上自衛隊水陸両用車 指揮通信型『島嶼部強襲上陸』」がラインアップする。水陸機動団隊員のフィギュアや強襲戦闘偵察用ボートなども付属(発売月未定、¥3,600)
モデリウム
陸自の普通科隊員や車輌乗員を再現したモデリウムの1/35陸上自衛隊フィギュアシリーズ
ミリタリーブロック
プラモデルに近いフォルムを持つミリタリーブロックシリーズ。ブロックはABS製でレゴなどの他社ブロックと併用できる
実物大IV号戦車H型 展示プロジェクト
第2話劇場上映が近づく『ガールズ&パンツァー最終章』に合わせて展示された、あんこうチームの実物大Ⅳ号戦車H型。砲塔も可動するとのこと
TEXT:毛野ブースカ
©2017 時雨沢恵一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス GGO Project ©TOMYTEC ©MegaHouse ©GIRLS und PANZER Finale Projekt
この記事は月刊アームズマガジン2019年7月号 P.26~31より抜粋・再編集したものです。