装備

2025/02/22

私服×ミリタリーギアのスタイルでサバゲや撮影を楽しむ交流会「第4回 Casual Wear Tactics」

 

Casual Wear Tactics

CWT(Casual Wear Tactics)=私服×タクティカルギア

 

 

 2024年11月16日(土)に千葉県のサバイバルゲームフィールド「サバゲーパラダイス」にて「第4回 Casual Wear Tactics」が開催された。Casual Wear Tactics(通称CWT)は、私服×ミリタリーギアのスタイルでサバゲや撮影を楽しむ交流会。

 

 4回目を迎えた今回は、イベントテーマ「私服と装備」ということで、着用するウェアが、街中で自然に溶け込める私服でなくてはならないこと、ホルスターなどひとつでも装備を着装することなど、詳細なドレスコードが規定されている。ただしドレスコード自体は、イベントの主旨に沿うようにしてほしいという性質のもので、決して難しいものではない。逆に言えば、私服にハンドガンとホルスターだけで参加できる装備系イベントとして、初心者にとっても参加しやすいイベントでもある。

 

装備を着て遊ぶことが好きな3人が新しい装備系イベントCWTを運営する。
左から、らっこマサクロTAIGA

 


 

 CWTの会場にはエアガン、アイウェア、装備品を販売するショップが数多く出店した。魅力ある製品を見つけたら購入してその場で使えるところが、こういったイベント会場での楽しみでもある。加えて、本格的な麺類、沖縄料理、スイーツといったバリエーション豊かなキッチンカ—も出店。参加者たちの食欲も満たしていた。

 

 

 

 

リスト

Shop

 

Food

 

 

イベント協賛企業や出店ショップから数多くの協賛品が出されていたが、その豪華さに驚いた。豪華景品は、参加者全員によるじゃんけんで、それぞれの回で勝利した参加者が獲得していた

 

CWTオリジナルパッチやキーホルダーなど公式グッズが販売されていた。どちらも普段使いのアクセサリーとして使用できるデザインでCWTらしいグッズになっている

 

リスト

Sponsor Shop

 


 

 CWT特殊ゲーム 

 

 CWT特殊ゲーム(通称:特殊戦)は、設定と勝利条件がある個性的なゲームである。事前に開示された現地情報を参考にすることで当日の行動が円滑に行なえるので、イベントに参加を決めた段階からイベントは始まっていると言ってよい。イベント当日、開会式後に参加者全員でCWT恒例のラジオ体操第一を行ない、そこから午前中にフラッグ戦、お昼を挟んで特殊戦が開催された。ラジオ体操は同イベントの恒例アクティビティとのことだったが、取材することでその重要性を体感した。もちろんケガ防止の意味もあるが、柔軟体操で眠っていた脳を活性化させておかないと、特殊戦で起こることに臨機応変に対応しながら勝利条件を達成するというタスクは、とてもこなせないのだ。

 

 

CWT特殊ゲーム現地情報(=設定)

 

 中南米に位置する街で“楽園”を意味する「El paraiso」(エル・パライソ)を舞台に3つの組織が暗躍している。

 

 ひとつめは「Santero cartel」 (サンテロ・カルテル)。かつてはメキシコ南部のアカプルコを拠点とした麻薬カルテルだったが、カルデロン政権による浄化作戦の末、エル・パライソに拠点を移し再び勢力を拡大中である。 ふたつめは「Reyes cartel」 (レイエス・カルテル)。南米のコロンビアを拠点とした麻薬カルテルで、エル・パライソを足掛かりに、アメリカへの麻薬および人身売買の流通ルートを拡大しようと画策している。 3つめが「Global Narcotics Eradication Taskforce」(通称ジーネット)。アメリカを主導に構成される国際的な麻薬解体組織で、カルテルの根城であるエル・パライソにて、カルテル同士の抗争に乗じた組織の殲滅を図っている。

 

 現在のエル・パライソは、「サンテロ・カルテル」の新たな拠点とされているが、「レイエス・カルテル」からもアメリカ・カナダへの足掛かりとして目を付けられており、カルテル同士の抗争が危惧されている。カルテルによる治安悪化の一方で、麻薬ビジネスによる経済活動が生まれている状況にある。そんな状況の中で、エル・パライソで「レイエス・カルテル」は勢力拡大のため「サンテロ・カルテル」支配エリア内の目標施設の破壊、およびHVT(High Value Target:最重要目標)の殺害作戦を慣行することとなった。一方「サンテロ・カルテル」は、支配エリアと町との境界線(ボーダーライン)に検問を敷いて市民と襲撃犯を選別する必要がある。またHVTは部下に対し、街中のどこかにあるアタッシュケースを回収せよとの命令も下している。


CWT特殊ゲーム 勝利条件


 レイエス(攻撃カルテル)は市民に紛れて支配エリアに潜入してHVTの殺害と兵舎B・大統領別邸の爆破を遂行、サンテロ(防衛カルテル)は支配エリア内とHVTを警備しつつも街に出て目標物資(アタッシュケース)を回収する。それぞれに勝利条件が異なるのだ。

 

CWTでは参加者は無線機持参が推奨される。その理由として無線機のチャンネルが各チームに振り分けられており、そのチャンネルを使って味方と情報を共有できるからだ

 

プロップドルと通行証が受付時に配布されたのだが、このプロップドルの使い方としてゲーム内アイテムだけでなく、人の買収や情報の売買などにも使える。さらにプロップドルを多く稼ぐと豪華景品を獲得するチャンスがあるが、物騒な街なので気を付けなければならない

 

すべて自己責任のうえであれば小道具の持ち込みも可(ただし危険物は不可)ということで、ゲームでは見ることがない小物を多数見ることができた。特に検問で活躍した金属探知機は本物で、危険物を探知することで治安維持に大いに役立っていた

 

HVTはピンクのマーカーを付けた人物ということで、警護するカルテルメンバーはオープンキャリ—で武装をして襲撃者を撃退しなければならない。襲撃するカルテルはコンシールドキャリーで偽装しつつHVT暗殺を目指して敵の基地に侵入する

 

HVTから命令されたカルテルメンバーが街中にあったアタッシュケースを回収しアジトに戻ってきた時の写真。警備チームがアタッシュケースを持つカルテルメンバーを囲むかのように外周を警戒して敵からの襲撃に備えていた

 

特殊戦の進行中のフィールド内は、市街地ということで一般人設定の参加者たちもその役に合った活動をしていた。爆音でダンスを踊るダンサーとそれを見るギャラリーが盛り上がり、近くではフリーマーケットが行なわれる。そこでは実際に飲み物が販売されており、参加者の演出の小道具となりつつ、彼らののどの渇きを潤していた。これらの写真は、銃撃戦の音が近くで鳴り響く特殊戦が行なわれている最中に撮影したもの。CWTの特殊性を物語っている

 

建物爆破やゲーム進行の停滞打破には爆竹が使用された。当然だがフィールドの安全管理の行き届いた中で行なわれた。その効果は、実行される場面を取材する筆者もびっくりするほど効果抜群の演出になった

 

検問所は、バルベルデ共和国Valle Doradoに本社を置く民間軍事会社Selia Security Serviceが管理して入国書類を審査しボディチェックを行なっていた。彼らは交通誘導・駐車場・雑踏等の警備、要人警護、検問所運営及び警備指導を行なう組織で、今回はCWTの運営サポートも担っていた

 

銃撃戦が起きれば一般市民にも負傷者が出るため、それを治療し対価としてプロップドルを稼ぐ医療従事者もいた。適切な処置を行なっていたように見えたが、彼が正規の医療従事者なのかどうかを知るものは現場にはいなかった

 


 

CWT Pick Up Styling

 

 CWTの「私服×ミリタリーギア」というドレスコードで集まった参加者たちのスタイリングは、王道から目新しいものまで数多く見ることができた。そんなスタイリングの一部をご紹介しよう。

 

主催の3人。オールドスクール装備と言えるロードベアリングベストと最近の定番であるマイクロチェストリグを使ってのスタイリングは、無線機など小物を使いつつもバランスよく機能的にまとめられていることに注目したい

 

装備系ユーザーにとって私服と装備を組み合わせたスタイリングは、身元を示すようなものを持たずに作戦を遂行する所属不明な人物像が浮かぶ。CWTでも一般人に溶け込み作戦を遂行する彼らの姿を目撃した

 

フラッグ戦ではウエスタンスタイルやバイザー付きヘルメットを着用した警察系特殊部隊隊員が活躍した。特殊戦では、救急救命士や制服警官といった、一般的なゲーム会では出会わないであろうスタイリングのゲーマーたちがゲームを大きく盛り上げた

 

パッチや身分証明書、タクティカルベストを統一する民間軍事会社職員スタイル、アメリカの都市部を縄張りとするストリートギャングなどテーマを決めて参加したグループもいた。グループスタイリングも気の合う仲間だからできるのでグループ参加するならば、おススメだ

 

女性も数多く参加していたが、個性的な方も多く興味深かった。私服に装備を着装するというレギュレーションは準備しやすく、装備に興味のある女性サバゲーマーや装備系サバゲイベントに興味がある初心者も参加がしやすい

 

ガスマスクに対応するFAB DEFENSE ARSストックを装着したMP7。実際に構えていただくと干渉していないことがわかる。こういう貴重なものを見ることができるのもCWTのようなイベントの楽しみだ

 

ローデシアカモパターンのブーニーハット、色あせたネルシャツとジーンズ、ジャングルブーツ、P83ベストに56式を手に戦う参加者。私服のオールドスクールスタイルは、人とは違うスタイリングをしたいユーザーにぜひ真似してほしい

 

私服だからといってカジュアルな格好ではなくスーツスタイルもアリだと思わせてくれた参加者。手にしたオールシルバーのV10ウルトラコンパクトがスーツスタイルに似合っていた。スーツに合う銃ということで、普段のゲームで使わない銃を使うことができるだろう

 


 

 今回で4回目を迎えたCWTは回を重ねるごとに進化しており、このイベントならではの特殊戦は非日常を体感できるシナリオで行なわれる。ご興味を持った方は次回開催の際にぜひ参加してみてはいかがだろうか。

 

 

TEXT:Ghost(Ghost in the Dark)
PHOTO:サバゲーパラダイス
主催:CasualWearTactics
開催地:サバイバルゲームフィールド サバゲーパラダイス
千葉県山武市大木470-1
https://survivalgameparadise.com/

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年3月号に掲載されたものです。

 

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