2024/11/02
かつてのイギリス軍の制式小銃をエアコッキングガンで再現「S&T Lee Enfield No.1 MkⅢ* エアーリアルウッド」
優れた実射性能も兼ね備えてリアルに再現
1895年にイギリス軍が採用して以来、60年以上に渡り制式小銃として君臨し続けたリー・エンフィールド・ボルトアクションライフル。弾は独自の.303ブリティッシュ弾を使用し、当時のボルトアクションライフルとしては画期的な装弾数10発の着脱式マガジンを採用。Kar98kなどのモーゼルアクションに代表される一般的なボルトアクションはボルトハンドルを上げて引くとファイアリングピンがコッキングされる(引き起こし式、コックオン・オープニング)のに対して、リー・エンフィールドはボルトを戻す時にファイアリングピンがコッキングされるアクション(プッシュコック式、コックオン・クロージング)を採用していたため、素早く連射することができたという。
そんなリー・エンフィールドをS&Tはエアコッキングガンで再現。数多くのバリエーションの中でもっとも有名で、第一次世界大戦中から第二次世界大戦後まで使われたNo.1 MkIII* と呼ばれるモデルをチョイス。SMLE(ショート、マガジン、リー・エンフィールド)という別名のとおり、ストンと断ち切ったかのような形のマズルや、短くされたバレル全体を覆うように装着された木製ハンドガード、複雑な形状のレシーバーを忠実に再現している。
ストックは木製、グリップ部分の付け根に設けられているマニュアルセーフティはライブで、実銃はプッシュコック式だがS&Tはスタンダードなプルコック式を採用。底部が斜めになった着脱式マガジンは実銃と同じポジションに装填する。
チャンバーパッキンとインナーバレルはVSRシリーズと互換性があり、優れた命中精度を発揮する。イギリス軍ファンはもちろんオールドガンファンやモデルガンファンにもお薦めだ。
S&T
Lee Enfield No.1 MkⅢ* エアーリアルウッド
DATA
- 全長:1,135mm
- 重量:3,450g
- 装弾数:35発
- 価格:¥61,600
- お問い合わせ先:UFC wholesale@ufc-web.com
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TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年12月号に掲載されたものです。
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