2019/05/03
東京マルイ「FNX-45タクティカル」製品レビュー
FNHが誇る攻撃型ハンドガンをガスブローバックガンで再現
東京マルイのガスブローバックハンドガンの最新作であるFNX-45タクティカル( 以下FNX-45)。サイレンサーやウェポンライト、マイクロドットが装着できるなど、現代のタクティカルハンドガンに求められる要素がすべて盛り込まれており、そういった意味では画期的なハンドガンと言っても過言ではない。マガジンキャッチやスライドストップ、セーフティ/デコッキングレバーといったコントロールレバー類がすべてアンビ化されている(=左右どちらからでも作動できる)のも特筆すべき点だ。左利きシューターだけではなく、持ち替えたり片手で撃たなくてはならないシチュエーションで重宝するはずだ。
DATA
- 全 長:220mm
- 全 高:164mm
- 全 幅:40mm
- 重 量:830g
- 装弾数:29発
- 価 格:¥17,800(近日発売予定)
- お問い合わせ先:東京マルイ
実際にFNX-45を手にしてみると予想よりも大きい。実銃は.45ACP弾を15発装填できるフルサイズ・ハイキャパシティーオートであり、コンシールドキャリーには不向きなサイズだ。しかし、しっかりとしたグリップはサイレンサーなどのアクセサリーを装着した状態でも安定して構えられる。
リアサイト前にあるカバーを外すとマイクロプロサイト(¥6,800)がマウントできる
フロント/リアサイトはマイクロプロサイトを装着した状態でもサイティングできる
マズルカバーを外すと16mm正ネジ仕様のマズルアタッチメントが現れる
マズルアタッチメントにタクティカルサイレンサーFDE(¥3,800)を装着したところ
スライドストップ、マガジンキャッチ、セーフティ/デコッキングレバーはすべて左右両側から操作できるアンビタイプ
バックストラップは交換でき、自分の手にあったサイズにできる。前後バランスもよく、撃ちにくいとは感じないはずだ。マガジンの装弾数は29発となっており、同社のハイキャパ5.1ガバメントモデルに次ぐ装弾数の多さだ。
グリップのバックストラップはチェッカータイプ(S/M)とリブタイプ(S/M)の4種類が付属。工具を使わずに着脱可能
突起の前方とそれに接触する溝を斜めにカットすることで、サイレンサー装着時でもスムーズにアウターバレルがティルトする
背面の残弾確認孔がモールドで再現されたマガジン。フレームと同系色のマガジンバンパーが付属。装弾数は29発
マガジンウェルが漏斗状に広がっており、スムーズなマガジンチェンジが可能
まさに攻撃型ハンドガンの名に恥じない完成度を誇る東京マルイのFNX-45タクティカル。プライマリーウェポンとしても活用できるオールラウンドハンドガンの登場だ。
FNX-45 Tactical+Handgun Operator
(写真のタクティカルサイレンサーFDE、マイクロプロサイトは別売)
Multicam Black(以下MC BK)は、あらゆる地形や環境に対応すべく開発されたMulticam(以下マルチカム)パターンのバリエーションの1つで、都市部及び夜戦用に特化している。汎用性が非常に高いマルチカムのデザインをそのままに、黒とグレーを多用している。街中にある影や実際の宵闇は、完全な暗闇ではないため、黒一色よりも高い迷彩効果を発揮する。スタイリングは、サプレッサーとライトを装備したFNX-45にあわせて市街地戦をイメージ。MC BKのコンバットウェアにマルチカムのアーマーを装備している。
ホルスターはシュアファイアの「MASTERFIRE Rapid DeployHolster」をチョイス。サイレンサーと専用ウェポンライトを装着した状態で収納でき、ドロウ時にライトを自動的に点灯させるように設定できる。
解説:Ghost(Ghost in tha Dark)
MODEL:Morgan
撮影協力:オペレーションフリーダム/七洋交産(シュアファイアジャパン)
この記事は月刊アームズマガジン2019年6月号 P.052~055より抜粋・再編集したものです。