エアガン

2024/10/06

細部のディテールまでリアルに再現「VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)」

 

湾岸戦争に投入された3点バーストのM16A2

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)

 

 コルトとの正式契約によりM16シリーズをガスブローバックガンで続々リリースしているVFCからコルトM16A2が登場する。
 実銃のM16A2(コルトM701)はM16A1の後継機種として1982年にアメリカ軍に制式採用された。A1との主な違いとしてはNATO標準カートリッジであるSS109弾を使用、それに伴うライフリングツイストの異なるブルバレルの採用、セーフ/セミ/3点射バーストとしてフルオートの廃止、下面にスリットのないバードケージタイプフラッシュハイダー、ナイロン製円筒形ハンドガード、延長されたストックの採用、ケースディフレクターの追加、フォワードアシストノブの形状変更となっている。湾岸戦争で実戦投入され、その後M4A1カービン、M16A4が登場して徐々に表舞台から姿を消しているものの、現用アメリカ軍を象徴するアサルトライフルである。

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
M4A1カービンでお馴染みの下面にホールのない5ホールのバードケージタイプのフラッシュハイダーが装着されている

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
ブルバレル上面には、C=コルト、MP=プルーフマーク、SS109対応した1回転7インチ仕様のライフリングツイストであることを示す刻印が入れられている

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
ストックやグリップと同様、ハンドガードもナイロン製となり、形状はおにぎり型の断面からリブ付きの円筒形に変更された

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
M16シリーズを象徴する三角形状のフロントサイト。フロントサイトポストは実銃同様カートリッジの先端を使って調整可能

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
アッパーレシーバー上面にはM16A1から継承されたキャリングハンドルを装備

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
リアサイトは工具を使わずに上下左右に微調整できるフルアジャスタブルタイプ

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
エジェクションポート後部には左側で構えた際にエンプティケースが顔面に当たらないようにケースディフレクターが追加された

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
発射ポジションはフルオートが廃止され、セーフ/セミ/バースト(3バースト)となっている。VFCは実銃同様の機械制御によりバーストショットを再現

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
ロアレシーバー右側にセレクターポジション表記と、セレクターレバーの軸にセレクターレバーの位置が把握できるように切り欠きが追加された

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
フォワードアシストノブはティアドロップタイプから円形に変更され操作性も向上している

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
ロアレシーバー前面中央にはM16A1にはないリブ(段差)があり、それが忠実に再現されている

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
実銃はフィンガーチャンネル付きナイロン製グリップ(通称A2グリップ)が採用されている。VFCは形状、質感ともリアルに再現

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
全長がやや長くなりナイロン製になった固定ストック(通称A2ストック)。小ぶりなA1ストックに比べて体格の大きな方でも構えやすくなった

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
バットプレートのトラップドアは開閉可能。ストック内には実銃同様クリーニングキットが収納できる

 

 VFCはすでにM16A2のバリエーションであるモデル733コマンドを発売しており、否が応でも期待が高まる。コルトとの正式契約によるリアルな刻印はもちろん、従来ではオミットされがちだった細部の形状や樹脂製パーツの質感などを徹底再現。発射ポジションは実銃同様セーフ/セミ/バーストとなっており、機械制御による3バーストショットが体感できる。

 

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
レシーバーにはアメリカ軍制式採用モデルであることを示す刻印に加えてコルトとの正式契約により実銃同様の刻印が施されている

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
セレクターレバー近くのコルトのアドレス刻印も実銃と同じ。各刻印とも深くシャープに刻まれている

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
ハンドガードを外したところ。バレル上部にはガスチューブがリアルに再現されている

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
バレル基部にはホップアップ調整用のダイヤルが設けられており、調整するためにはハンドガードを外さなければならない

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
グレーフィニッシュの30連マガジンV3が付属。空撃ちモードが搭載されており、外観を崩さないようにガス注入口は後面上部に設けられている。オプションの20連マガジンも共用できる

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
どちらかというとスリムなM16A1に比べてややがっしりした印象を受けるM16A2。フルサイズライフルらしいサイズ感ながら軽量で、AR15の軽量小銃というコンセプトが受け継がれている

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)
V3システムによってスピーディーなブローバックとリコイルショックが肩にガツンとくる。実銃同様3バーストショットが可能

 

 ブローバックエンジンは最新のV3システムを搭載。リアルさに加えて撃ち応えも申し分ない。まさに決定版といっても過言ではない出来映えとなっている。

 

VFC コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)

 


 

VFC
コルトM16A2 ガスブローバックガン(JP ver.)

 

DATA

  • 全長:1,006mm
  • 重量:2,900g
  • 装弾数:30発
  • 価格:¥91,080
  • お問い合わせ先:VFC JAPAN

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2024年11月号に掲載されたものです。

 

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