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2024/06/30

M&P360が新たな仕上げでリバイバル「タナカ S&W M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトガスガン」

 

傑作「ミリタリー&ポリス」の名前を冠したJフレームリボルバー

 

タナカ S&W M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトガスガン

 

 モデル36チーフズスペシャルに代表されるJフレームリボルバー。主要素材にカーボンスチールやステンレススチールが採用されてきたが、2001年以降軽量なスカンジウムが添加されたアルミ合金製フレームにステンレススチール製シリンダーが組み合わされ、強力な.357マグナム弾が撃てるリボルバー「モデル360シリーズ」として進化した。

 

タナカ S&W M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトガスガン

 

 これは日本警察が制式採用したモデル360J SAKURAのベースになったモデルとしても知られている。そんなモデル360シリーズの中でも、かつて一世を風靡したサービスリボルバーの傑作「ミリタリー&ポリス」の名前を冠した軍・法執行機関向けモデルがM&P360だ。二重構造になった2インチバレルや視認性に優れるXSフロントサイトが装着されており、Jフレームリボルバーならではの携帯性に加えて撃ちやすさも重視されたモデルだ。

 

タナカ S&W M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトガスガン
モデル360シリーズの特徴であるシュラウドで包まれた二重構造のバレルをリアルに再現

 

タナカ S&W M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトガスガン
M&P360の特徴のひとつであるXSサイト。実銃ではトリチウムのインサート部分は、発光機能はないものの樹脂製インサートで再現している

 

タナカ S&W M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトガスガン
リアサイトはモデル36と同じ固定式だがサイトノッチが深くシャープに彫り込まれており、XSサイトとあいまって狙いやすい

 

タナカ S&W M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトガスガン
モデル360シリーズはフレーム側にファイアリングピンが設けられているため、ハンマー前部はフラットですっきりしている

 

 

人気のM&P360がヘビーウエイト樹脂+黒染仕様でリバイバル

 

 以前、タナカはこのM&P360を、軽量な実銃の手応えを再現するべくABS樹脂をベースに表面にセラコートを施した限定モデルとしてリリースしていた。今回リリースされるモデルは主要パーツにヘビーウエイト樹脂を使用し、入手しやすい価格設定にすべく一般的な黒染め仕上げとしたベーシックモデルとなっている。特徴的なフレーム右側の「M&P」のロゴはプリントからレーザー刻印へと変更し、前作ではケースハードン仕上げだったトリガーとハンマーは黒染め仕上げ。前作同様、モデル360シリーズの特徴であるフレーム側に移設されたファイアリングピンやインターナルロックセーフティなども忠実に再現されている。

 

タナカ S&W M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトガスガン
サイドプレートの「M&P」のマークはレーザー刻印で再現。シンプルなアドレスもモデル360シリーズの特徴

 

タナカ S&W M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトガスガン
S&Wのモノグラムはフレーム左側に施されている。シリンダーラッチ上部のインターナルセーフティロックは実銃同様に機能する

 

タナカ S&W M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトガスガン
トリガーはセレーションがないスムーズフェイスのセミワイドタイプ

 

タナカ S&W M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトガスガン
コンパクトなJフレームリボルバーに相応しいアンクルマイクスタイプのラバー製ブーツグリップが装着されている

 

 ヘビーウエイト樹脂製なので小さいながらも手応えがあり、トリガーフィーリングもスムーズそのもの。実射性能もコンパクトながら充分に楽しめる。Jフレーム好きならコレクションに加えておきたい1挺だ。

 

タナカ S&W M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトガスガン

 


 

タナカ
S&W M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトガスガン

 

DATA

  • 全長:163mm
  • 全高:108mm
  • 全幅:35mm
  • 重量:437g
  • 装弾数:10発
  • 価格:¥32,780(2024年7月中旬発売予定)
  • お問い合わせ先:タナカ

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2024年8月号に掲載されたものです。

 

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