2024/06/22
フィールドを駆ける! サバイバルゲームの装備を研究しよう!! 偽装にこだわったギリ―スーツ
SURVIVAL GAMERS LABORATORY
サバゲーマーを取材し、注目の装備を研究するコーナー「サバゲーマーラボラトリー」。今回ピックアップするサバゲーマーは、りょぶ。市販品はもちろんのこと、自らが作り出した偽装にこだわったギリースーツや、フィールドでの偽装に最適なカモフラージュアイテムを開発。偽装にコダワリをもつサバイバルゲーマーだ。
Ghillie Dhu(ギリースーツの由来となったスコットランド民謡に出てくる、葉っぱや苔をまとった男性の妖精)のような彼の装備を研究し、その魅力をお伝えしていこう。
SURVIVAL GAMER:りょぶ
CONCEPT:Ghillie Suit
その姿から着用時の暑さを想像してしまうギリースーツだが、りょぶはメッシュ素材のベースを使用し、インナーをスポーツウェアにするなどして、快適にプレイしている。りょぶが使うギリースーツのひとつが、既製品をベースに笹のフェイクリーフ、ラフィア、バラした竹箒、LeCovert Sartorialist製Halo Screenなどを追加して秋冬の笹藪をイメージして作成された写真のモデルだ。撮影時期は笹の葉の密度も減り、ブッシュであっても地面まで見えていることが多かったため、リーフ部分は取り付け過ぎず、匍匐などの低い姿勢を取った際に最も景色に馴染むように調整されている。
EQUIPMENT
CHECK POINT
マスク
マスクは、サバゲーマーの定番ゴーグルであるサンセイマスクをベースに改造。安全性を維持したまま快適に着用するために肌の接触部分を減らして、楽に呼吸ができる仕様だ。偽装が薄い頭と顔部分は野外では目立つのだが、迷彩を施したマスクの上から頭の偽装を着用し、偽装効果を高めている。
カモフラージュカスタム仕様のエアガン
カモフラージュされた銃たちは、それぞれフィールドの特性に合わせて使用する。東京マルイVSR-ONE、ARES Honey Badger、東京マルイP-90それぞれにGunskins Gear Skinを使用。Gunskinsは、アメリカで開発された耐久性と防水性に優れた厚み0.03mmの高性能ラッピングフィルムだ。ドライヤーで簡単に貼り付けることができ、擦れたりして効果が減ったらすぐ剥がせるのでエアガンの偽装に最適なアイテムだ。迷彩柄も豊富にある中でPencott GreenzoneとMilitary OCPという日本の植生に適した迷彩柄を使っている。
ギリースーツ以外にも季節やフィールドの植生に合わせて、市販と自作を問わず様々なギリースーツを使用。植生だけでなく人工物にも擬態した姿は、写真からもわかるように効果絶大だ。偽装によって他人の意表をどこまで突けるかの挑戦は、その完成度に満足することなく今も続いている。
偽装効果を高めるギリースーツとGunskinsなどでカモフラージュ仕様にしたエアガンを駆使しつつ、それらを戦う場所に応じて柔軟に変えていくことを彼は推奨している。見つけられない方法を探求する装備系サバゲーマーのアドバイスは、サバイバルゲーマーの参考になるだろう。
TEXT:Ghost(Ghost in the Dark)
PHOTO:零-Rei-/PASSiVE SHOOT /じっちゃん
この記事は月刊アームズマガジン2024年7月号に掲載されたものです。
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