2024/06/17
東京マルイ SAIGA-12 SBS 「フルオートモードを追加したオリジナルカスタム」
サイガにアグレッシブなショートバレルカスタムが仲間入り
AKのメカニズムをベースにした異色のセミオートショットガンSAIGA-12の法執行機関向けモデルをガスブローバックガンで再現した東京マルイのSAIGA-12K。3発同時発射とガスブローバックガンならではのハードな撃ち応えから多くのシューターを虜にしている。そんなSAIGA-12Kに新たなバリエーション「SAIGA-12 SBS」が登場した。
実銃のSAIGAはAKをベースにしていることから、一般的なショットガンに比べてマガジン交換(ショットシェルの再装填)が素早く行なえ、連射スピードが速いことから3ガンマッチで使われることが多く、SAIGAをベースにロングマガジンを装着した3ガンマッチ用カスタムは有名だ。東京マルイのSAIGA-12 SBSは、モダナイズドAKの要素を取り入れつつショートバレル仕様のCQB向けのタクティカルショットガンをイメージしたオリジナルカスタムだ。
圧倒的火力のサイガがモダナイズドAKスタイルに!
SBS(Short Barreled Shotgun)という名称のとおり12ゲージ口径のアウターバレル長はSAIGA-12Kよりさらに短い7.5インチ、新型フラッシュハイダーを含めた長さが9インチとなっておりショットガンとしては異例の短さ。ハンドガードはスリムなコマーシャルスタイルから左右上面にピカティニーレールを装着したSBS専用ハンドガードに換装。ストックはAK74MNタイプのフォールディングタイプに替えて6段階に伸縮・右側に折り畳み可能なエンハンスドストックを装着。グリップはA2タイプがチョイスされている。
3発同時発射に加えてフルオートモードを追加!
そんなスタイリングもインパクト充分だが、このモデルの特徴はこれだけではない。なんとフルオートモードが追加されているのだ。セレクターレバーの操作方法とセレクターポジションはAKに準拠しており、セーフの次がフルオート、いちばん下がセミオートとなっている。さらにフルオート射撃をより楽しめるボックスタイプのロングマガジンを標準装備。実物はショットシェルが10発装填できるだけあってビッグサイズだが、樹脂製ケースのお陰で想像よりも軽量だ。もちろんガスタンク表面に温度測定シールが備わっている。
実射インプレッション
手にしてみると、SAIGA-12Kに比べてかなりコンパクトになり、構えた時のフィーリングはモダナイズドAKに近い。フルオートの連射速度は速く、3発同時に発射されるので1秒間に30発以上は発射されていることになり、その撃ち応えは圧巻のひと言。もちろんセミオートで連射しても充分に楽しめる。ガスブローバックガンならではの醍醐味だ。散弾パターンは適度にまとまっており、30mならピンポイントで狙える。ショットガン好きにはたまらない魅力に溢れている。
東京マルイ
ガスブローバックショットガン SAIGA-12 SBS
DATA
- 全長:490mm(ストック折り畳み時)/675mm(ストック展開時)/755mm(ストック伸長時)
- 全高:290mm
- 全幅:71mm
- 重量:3,480g(空マガジン含む)
- 装弾数:90発
- 価格:¥71,280
- お問い合わせ先:東京マルイ
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TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
撮影協力:バトルシティ
この記事は月刊アームズマガジン2024年6月号に掲載されたものです。
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