実銃

2024/05/29

【実銃実射動画】TTI JW4ドラカリス Gen-12【Gun Professionals 2024年5月号】

 

GENESIS ARMSGen-12ベースのTTI JW4 DRACARYS GEN-12

 

 

究極の12 ゲージショットガン

 

 市場に存在する中で、現在もっとも完成度の高いボックスマガジン式セミオートショットガンがジェネシスアームズのGEN-12だ。2023年に公開された映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』では、この銃をベースにTTIがより実戦的な改良を加えたカスタムモデル“ドラカリスGEN-12”が使用されている。
 それはフランス パリのサクレ・クール寺院に向かおうとするジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)が、おびただしい人数の殺し屋達と戦いを繰り広げるシーンだ。敵である殺し屋のひとりがドラカリスGen-12を持っており、ジョンはそれを奪い、次々と襲い掛かってくる敵を倒していく。
 使用したのは通常の12ゲージバックショットではなく、豪快な火炎と火花を発射するDragon's breath(ドラゴンブレス:龍の息)という特殊弾薬だ。映画を観た人のほとんどは、架空の銃と弾薬だと思っただろうが、ドラカリスGEN-12もドラゴンブレスも実在する。
 この12ゲージのショットシェルはマグネシウムのペレットと破片を燃やしながら撃ちだし、1,600℃から2,200℃の炎と火花が約30mにまで達する。これを使えば12ゲージショットガンは短距離火炎放射器のようになるのだ。そのため、このドラゴンブレス弾はカリフォルニア州やハワイ州、フロリダ州など複数の州では販売禁止となっている。

 


 いずれにしても、ドラカリスGEN-12は映画の中で大活躍したのだが、その戦闘シーンはビデオゲームのように真上からの俯瞰で描かれ、快調に作動している実射シーンは、はっきりと観ることはできなかった。
 しかし、このドラカリスGEN-12が快調に作動している動画がある。使用しているのは通常の12ゲージショットシェルなのでマグネシウムの炎と火花は噴き出さないは、それでも迫力満点だ。実射しているのはタラン・バトラー、長いマガジンは純正の10連に+3ショットのTTI ベースパッド付きだ。

 

 なおこの銃はGun Professionals 2024年5月号で詳しくご紹介しているので、ご興味をお持ちになられたら、そちらもお読みいただきたい。

 


 

 

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