2024/05/31
海上保安庁仕様のSAKURAがガスガンで登場「タナカ S&W M360J “SAKURA” 海上保安庁モデル ヘビーウエイトガスガン」
現代日本の安全を守るリボルバー、“SAKURA”
日本の制服警察官の制式拳銃といえば1960年から1990年代まで製造されたニューナンブM60や、その後継機種であるS&W M37エアウエイトが有名だ。2010年代に入り、M37エアウエイトの後継として採用されたのが、同じくS&WのM360J、通称SAKURA(サクラ)である。
Jフレームリボルバーの最新バージョンである.357マグナム弾が発射可能なモデル360シリーズをベースに、.38スペシャル弾専用として開発され、二重構造の2インチバレルやスカンジウム合金製のフレーム、インターナルセーフティ、フレーム側に設けられたファイアリングピンを採用。管理番号やNMBの刻印に加えて、制式拳銃のアイコンともいえるフィンガーレスト付きのグリップやランヤードリングが特徴だ。
サクラはS&Wで製造後、ニューナンブM60の製造元であったミネベアミツミ(旧NMB=日本ミニチュアベアリング、ミネベアミツミの旧称)により日本に輸入、管理番号が施されて各都道府県の警察のほかに海上保安庁にも配備されている。マスメディアに公開された海上保安庁の訓練シーンでサクラを手にした海上保安官を見たことがある方もいるだろう。
細かなディテール、刻印、重量に至るまでしっかりと再現
タナカはこのサクラをモデルガンとガスガンで製品化し、海上保安庁仕様もモデルガンで再現した。今回加わったのは海上保安庁仕様のペガサス式ガスガンだ。海上保安庁仕様は警察仕様と差別化を図るために、フレーム左側の「SAKURA M360J」の刻印下部に海上保安庁のシンボルであり、庁旗などに用いられている「コンパスマーク」が刻まれ、シリアルナンバーが6桁となっている。タナカはこのコンパスマークだけではなく、サクラの特徴的な外観や各部の刻印、管理番号、グリップ、ランヤードリングもリアルに再現。
フレームやバレルにヘビーウエイト樹脂を使用することにより重量は480g。実包が装填されない実銃が約420gなので、実包装填済みの実銃とほぼ同じ重量を実現している。見た目のリアルさに加えて実銃の手応えが体感できるガスリボルバーだ。
タナカ
S&W M360J “SAKURA” 海上保安庁モデル ヘビーウエイトガスガン
DATA
- 全長:163mm
- 全高:129mm
- 全幅:34mm
- 重量:480g
- 装弾数:10発
- 価格:¥33,880
- お問い合わせ先:タナカ
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年7月号に掲載されたものです。
※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反(複製権、公衆送信権の侵害)に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。