エアガン

2024/05/31

永遠の定番モデルをブラスト&ソリッド仕上げで再現「ウエスタンアームズ コルトM1911A1 ミリタリーモデル」

 

使い込むほどに味が出る、まっさらなミリガバ

 

ウエスタンアームズ コルトM1911A1 ミリタリーモデル

 

 コルトM1911A1は制式採用から外れた現在でもアメリカ軍を象徴するハンドガンである。.45口径の高いストッピングパワーへの信仰は、.45ロングコルト弾のコルトSAAから.38口径のダブルアクションリボルバーへと変更された時期に勃発した米西戦争において、ストッピングパワー不足によって被害がもたらされたことに端を発している。1911年にアメリカ軍は.45ACP弾のM1911を採用、第一次大戦を経て1926年に改良が加えられたものが最も知名度が高いM1911A1である。第一次、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争とアメリカ軍にとって激戦と呼べる戦争を戦い抜き、多くの兵士から信頼されてきた。

 

ウエスタンアームズ コルトM1911A1 ミリタリーモデル

 

 その高い知名度から、トイガンを製造しているメーカーならほぼ製品化してきたであろうM1911A1トイガンの、中でも最高峰がマグナブローバックであろう。WAはマグナブローバックの誕生当初からM1911A1をラインアップし、常にアップデートを重ねてきたベーシックモデルである。人気の秘密は、M1911A1らしいダメージ加工を施したムービープロップモデルから今回紹介するM1911A1のようなダメージ加工が一切ない、まっさらなM1911A1とユーザーの好みで選べるところにある。

 

 

ウエスタンアームズ コルトM1911A1 ミリタリーモデル
アウターバレルに至るまでパーカライジング色で統一されている。真鍮製インナーバレルは調整が不要な固定ホップアップ式を採用している

 

ウエスタンアームズ コルトM1911A1 ミリタリーモデル
荒々しいヘアラインは仕上げにこだわらない戦時モデルに見られる特徴。スライドの刻印は中央にランパンコルトのトラディショナルタイプだ

 

ウエスタンアームズ コルトM1911A1 ミリタリーモデル
レバー類には滑り止めのチェッカリングが施され確実な操作が可能。これらのパーツ類もパーカライジングフィニッシュで統一されている

 

ウエスタンアームズ コルトM1911A1 ミリタリーモデル
M1911A1で完成したハンドガンに必要な操作系のレイアウト。露出型ハンマーは落ちるタイミングが目視できるので銃口のブレを抑える効果がある

 

ウエスタンアームズ コルトM1911A1 ミリタリーモデル
アーチ状のメインスプリングハウジングは手にフィットする形状である。底部のランヤードリングはミリタリーモデルには必須のアイテムだ

 

ウエスタンアームズ コルトM1911A1 ミリタリーモデル
クラシックなリアサイトは別パーツでスライドに組み込まれている。小型でシンプルなサイトは初心者でも迷わず狙うことができる

 

ウエスタンアームズ コルトM1911A1 ミリタリーモデル
樹脂製グリップはシンプルなチェッカータイプで内部に金属製のウエイトが内蔵されているため、全体の重量が増しバランスの向上に役立っている

 

ウエスタンアームズ コルトM1911A1 ミリタリーモデル
WAのガバメントシリーズに共用可能な装弾数21発のマガジン

 

 M1911A1の最大の特徴はパーカライジングが施されたグレーのカラーリングだ。再現には手作業によるブラスト&サイドポリッシュフィニッシュが施され、スライドとフレームのサイド面には研磨加工を追加。猛々しいヘアラインがミリタリー感を強調している。内部メカは最新のSCWバージョン3が搭載されブローバックや実射性能はガスガンではトップクラスだ。カーボンブラックヘビーウエイト樹脂は使い込むごとに経年変化が起こるので自分だけのオリジナルガバメントに変身させられる。他のトイガンとは一味違うのがWAのM1911A1なのである。

 

ウエスタンアームズ コルトM1911A1 ミリタリーモデル

 


 

ウエスタンアームズ
コルトM1911A1 ミリタリーモデル

 

DATA

  • 全長:216mm
  • 全高:140mm
  • 全幅:33mm
  • 重量:865g
  • 装弾数:21発
  • 価格:¥41,800
  • お問い合わせ先:WA渋谷店 TEL03-3407-5922

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:IRON SIGHT/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2024年7月号に掲載されたものです。

 

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