2024/03/26
フィクションの銃を作る「カーヴ+(プラス)後編」
近未来のEDC
こんにちは、結利晴信です! 本コーナーでは「ストーリーと世界観を持った空想カスタムを製作してみよう」をコンセプトに、一作品の企画から完成までを前後編にわたりくわしく解説しています。
前回に引き続き、「未来技術で改修されたEDC(エブリデイキャリー)用の銃」をコンセプトに作品を作っていきます。
スライドを加工する
パーツの塗装
使用スプレー塗料
- 染めQテクノロジィ「ミッチャクロン マルチ」
- キャロムショット「ステンレスシルバー」
- ソフト99「ボデーペン ウレタンクリアー」
※キャロム「ジルコニアクリスタル」使用予定でしたが市場在庫なしのため今回はウレタンクリアで代用
デカール貼り
仕上げ塗装
スライドの仕上げと組み立て
完成!! CURVE+
空想銃の世界観説明
ネットワークが世界中を覆いつくした近未来。スマートフォンのように様々な機能が備わった眼鏡、スマートグラスは発売と同時に爆発的に普及した。日々の生活に関わる情報はすべてスマートグラスに集約され、HUDによって装着者の視野に投影されるのが当たり前となり、自動車や家具家電、街を彩る電飾看板までもがスマートグラスの視野とリンクし情報を提示する時代が始まった。そんな中、銃器メーカーは古い銃器を改修し、スマートグラスとリンクさせるという独自のサービスを開始した。IT大手のスマートリンク社が社名と同名の技術“SMART LINK”として開発したシステムを、2015年に発売された「CURVE」に搭載し発売したのは業界でも注目されるニュースであった。SMART LINKに登録したCURVE+を構えるとアプリケーションが起動し、銃の状態や装弾数などがスマートグラスを介して視野内に浮かび上がり、銃本体に備わったガンカメラが標的を捉えると自動で最適な照準位置を表示する。アイアンサイトを備えていないCURVE+のコンセプトとも合致した優れたシステムであると評判が良く、スマートリンクの売れ筋製品となっている。
というわけで"カーヴ+(プラス)"完成です。東京マルイの固定スライドガスガン・カーヴをベースに「未来技術で改修されたEDC(エブリデイキャリー)用の銃」にアレンジしてみました。こんな風に明確なイメージと結び付けて製作すると工夫次第でとても存在感のあるオンリーワンなカスタムガンを作ることができます。もしお家に使わずに眠っているエアガンがあれば、ちょっと想像力を広げてあなただけの「空想銃」を作ってみてはいかがでしょう?(*´ω`)
本作品はYuriCustom WorksのHPでもストーリー設定付きで詳しく紹介しています。よろしければご覧ください。
作例製作・文:結利晴信
この記事は月刊アームズマガジン2024年4月号に掲載されたものです。
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