エアガン

2024/04/05

【実射動画】発火も楽しめるハイパト登場! タナカ「S&W M28 “ザ・ハイウェイパトロールマン” 4インチヘビーウエイトモデルガン」

 

ハイクオリティな“ハイパト”モデルガン登場!

 


 “ハイパト”といえば、かつてMGCやコクサイからモデルガンが発売されており、そちらを思い浮かべる人も多いだろう。

 タナカから新たに発売された「S&W M28 “ザ・ハイウェイパトロールマン” 4インチヘビーウエイトモデルガン(以下、ハイパト)」は、これまでにないハイクオリティな仕上がりとなっている。

 

 

 


 

 実銃のハイパトは1935年に誕生したS&W The .357 Magnum(通称レジスタードマグナム、のちのM27)をベースにしている。この銃は.357マグナムを使用でき、性能の高さゆえにポリスオフィサーにも人気があったが、オーダーメイドのカスタムガンということもあり高価なのがネックだった。

 

 そこで、全米の警察からより安価な.357マグナムリボルバーの要求があり、これに応える形でS&Wが開発したのがM28 “ザ・ハイウェイパトロールマン”ことハイパトなのだ。

 


 ハイパトはM27と同じくNフレームがベース。バレル長は4インチでスクエアバットのサービスサイズグリップを採用している。

 

スクエアバットのサービスサイズグリップ


 ディテールを見ていくと、シリンダーはカウンターボアードタイプで、フレーム上面はノンビード仕上げ。リアサイトやバレル上面のセレーションもなくすなど簡素化されており、随所にM27からのコストカットが見受けられる。

 バレルには専用の「ハイウェイパトロールマン」の刻印が入り、サイドプレートにはS&Wのモノグラムが入っている。

 

 

ハイパトを人気のM19と比較

 

 Nフレームベースのハイパトと、同じく.357マグナムを撃てるS&Wリボルバーで人気のあるM19(Kフレームベース)と比較してみよう。
 同じバレル長ながらもフレームとシリンダーのサイズが違うこともあり、M19はかなりスマートに見える。一方、ハイパトはガッチリとした印象ともいえるが、見方によってはアンバランスと感じる方はいるかもしれない。

 

右がハイパト、左が比較用のM19。ハイパトはガッチリした印象で、バレル上面のセレーションなどもなくシンプルだ

 

ハイウェイパトロールマンの刻印が入ったバレル。写真左側のサイドプレート上にS&Wのモノグラムが配されている

 

左下がM19、右上がハイパト。やはりM19はスマート、ハイパトはガッチリした印象だ

 

グリップの太さも全然違う

 

 タナカの「S&W M28 “ザ・ハイウェイパトロールマン” 4インチヘビーウエイトモデルガン」はカートリッジにキャップ火薬を装填することで発火させることも可能だ。シングル・ダブルキャップどちらも使用することができ、ダブルキャップカートリッジを使えばより迫力のある射撃を味わうことができる。

 


 

実射

 

 さすがのタナカ製モデルガン。作動と発火は安定している。

 シングルキャップとダブルキャップどちらも使えるということで比較してみたが、やはりダブルキャップだと自分のほうに来る音の迫力が段違いだ(動画ではカメラの位置的に思ったより変化を撮れなかったのが残念なところ)。一方、シングルキャップは火薬の量が少ない分、煙が少なくきれいな発火を楽しめる。

 

 

 

 

 

 


 

 ハイパトという銃は、冒頭にも書いたようにかつてMGCやコクサイが製品化していた。そこから想像できるとおり、それ以降はトイガン化に恵まれてこなかった。しかし、一定の“ハイパト”ファンは存在しており、タナカによる今回の製品化は歓喜をもって迎えられたようだ。ぜひ、この機会にコレクションに加えてみてはいかがだろうか。

 


 

タナカ スミス&ウェッソンM28 “ザ・ハイウェイパトロールマン” 4インチヘビーウエイトモデルガン

 

 

タナカ スミス&ウェッソンM28 “ザ・ハイウェイパトロールマン” 4インチヘビーウエイトモデルガン


 

タナカ
スミス&ウェッソンM28 “ザ・ハイウェイパトロールマン” 4インチヘビーウエイトモデルガン

 

DATA

  • 全長:235mm
  • 全高:140mm
  • 全幅:42mm
  • 重量:750g(カートリッジ含む)
  • 装弾数:6発
  • 価格:¥38,280
  • お問い合わせ先:タナカ

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:アームズマガジン編集部

 


 

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