2019/09/17
タナカ「コルトパイソン.357マグナム6インチ “R-model”スチールフィニッシュ モデルガン」製品レビュー
優雅さと、気高さと、極めた射撃精度!
●ベストバランスのロングバレル
コルトのパイソンはピストル射撃競技用リボルバーの最高峰を目指し、大量生産、新素材の時代に、あえてオール・スチールのパーツをハンドフィッティングし、丁寧に仕上げてそこに木製グリップを合わせるという手間のかかる製法で作られた量産リボルバー最高峰の1つ。
バレルサイズは2.5インチ、3インチ、4インチ、6インチ、8インチが知られているが、もともとの開発背景を考慮すれば、やはり6インチが全体のバランスも良く、高い射撃精度も期待でき、ベストなチョイスとなるのではないだろうか。もちろん用途によっても違ってくるが、シューターなら6インチがベストマッチだ。
●撃つのがためらわれるほどの美麗仕上げ!
タナカのブラックメッキ“スチールフィニッシュ”は、まるで金属モデルかと見紛うほどのあふれる金属感。それも、平面がキチッと出ていて歪みなく、エッジもシャープなままなので、単なるメッキという感じがまったくしない。そのため鏡のように光り輝き、回りのものを良く映す。これに深みのある黒い色が重なって、パイソンの名にふさわしい色艶になっているのだ。
もちろんサイドプレートにはランパントコルトのロゴ
バレル左にPYTHON .357のモデル名と、使用弾薬が刻まれている
リアル刻印なので、実銃どおりバレル右にはコルトの住所
交換可能なフロントサイトは、反射防止の細かなセレーション入り
クリック付きのフルアジャスタブルリアサイトを標準装備
モデルガンならではの、美しくかつリアルなシリンダー風景
メカニズムも、ハンマーの板バネを含め忠実に再現され、トリガーフィーリングまで実銃に迫るリアルさ。あまりに美しく撃つのがためらわれるが、キャップ火薬を詰めて撃ってみれば、パイソンのトリガー・フィーリングとともに豪快な発火を味わうことができる。4インチに続くR-modelのスチールフィニッシュ化。これは手に入れておかないと。
(※写真は試作品です。量産品とは細部が異なる場合があります)
DATA
- 全長:294mm
- 全高:141mm
- 全幅:40mm
- 重量:730g(カートリッジ6発含む)
- 装弾数:6発
- 価格:¥26,800(9月中頃発売予定)
- お問い合わせ先:タナカ
TEXT:アームズマガジン編集部
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:東城咲耶子
HAIR&MAKE UP:則めぐみ
撮影協力:F2 プラント
この記事は月刊アームズマガジン2019年10月号 P.105より抜粋・再編集したものです。