2023/12/06
SAAペガサス2の実射性能と使い勝手をチューンアップ!!「タナカ コルトSAAペガサス2ガスガン マカロニシューティングカスタム」by トルネード吉田
SAAペガサス2の実射性能と使い勝手を
トルネード吉田流にチューンアップ!
ペガサス2に生まれ変わったタナカのSAAガスガンも、発売から早半年。その間、筆者はサバゲーやシューティングで実際に使用し「SAAガスガンは、これしかない!」と実感するばかりだ。リボルバーとして最高の命中精度に安定したパワーと確実な作動、高い信頼性、リアルな外観、実銃さながらの操作感。
ペガサス2の基本性能は高いため、箱出しのまま使ってもまったく問題ない。だが、やはり自分の愛銃としての個性は出したいという欲が出てきた。それとシューティングでは、時にかなり小さなターゲットを狙わなければならない場合がある。だから、ほんのわずかでも命中精度を極限まで向上させたい。このような思いから作り上げたのが、この“SAAペガサス2マカロニシューティングカスタム”の3挺だ。バレル長4-3/4、5-1/2、7-1/2インチでフロントサイト以外、まったく同じ内容のカスタムで仕上げてある。
この「マカロニ」とは、イタリア製西部劇の「マカロニウエスタン」のことだ。マカロニウエスタンではグリップフレーム(トリガーガード&バックストラップ)が真鍮製のSAAレプリカがプロップガンとして使われることが多く、SAAファンに人気が高い。
装着したカスタムグリップは、筆者が企画・監修し、新発売されたばかりのアームズマガジンオリジナルプロダクツ「チェッカーウッドグリップ」だ。実用性と美しさを兼ね備え、チェッカリング入りの木製グリップとしてお手頃な価格(16,280円)になっている。
命中精度向上のためのカスタムとしては、まずシリンダーのチャンバーパッキンはFIREFLYの新型ゲボスケへ交換。さらにインナーバレルをいったん分解し、チャンバー側を滑らかなラッパ状へ形状修正したうえで、バレル内部とチャンバー側をピカール(金属磨き)で徹底的に磨き上げた。基本的にペガサス2は命中精度が高いため、これくらいしか手を加えるところがない。
これらによってシューティングで小さなターゲットも安定して狙えるようになった。とはいえ、サバゲーで使うぶんには(20m、30mの野外レンジでの試し撃ちでは)ノーマルとの性能差はあまり感じられなかった(笑)。こんな感じで外観、性能ともイイ感じに仕上がった自慢の3挺となった。
TEXT :トルネード吉田
この記事は月刊アームズマガジン2023年12月号に掲載されたものです。
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