2023/10/10
サイレンサーとセットで再現された米軍セミオートスナイパーライフル「E&C KAC M110 SASS サイレンサーセット 電子トリガー搭載電動ガン デザートカラー」
アメリカ軍セミオートスナイパーライフルの代表格
イラク戦争の折に頻発した市街戦において、米軍は敵組織の使用するセミオートスナイパーライフル、ドラグノフに苦戦していた。当時の米陸軍が使用していたスナイパーライフルはボルトアクション式のM24 SWSであり、精度には優れるものの連射性ではドラグノフに大きく劣る。そのため、セミオートで連射性に優れ、制圧力や接近戦への対応力の高いスナイパーライフルの必要性が叫ばれるようになり、その結果採用されたのがM110 SASS(セミ・オート・スナイパー・システム)だ。
高品質で知られるナイツアーマメント製のSR25をベースに改良を施したM110は、おおざっぱに言うと米軍制式小銃のM16を7.62mm×51弾仕様に大口径化した銃であり、M16と部品を共用できる設計であった。そのため、M16に慣れた射手ならば簡単に扱うことができ、スムーズな配備を可能とした。
M110 SASSをサイレンサーとセットで電動ガンに再現
E&CはこのM110 SASSを、専用サイレンサーとセットで電動ガンとして再現した。サイレンサー装着時にはかなりの全長となるが、重量は標準的なアサルトライフル程度に収まっているため見た目以上に取り回しやすい。レシーバーやハンドガードに刻まれた刻印も精巧で、外観の満足感はかなりのものだ。
実射性能も安定しており、電動ガンながらスナイパーライフルとして充分な精度を発揮してくれる。見た目と実射性能、どちらにもこだわりたいユーザーに特にお薦めだ。
E&C
KAC M110 SASS サイレンサーセット 電子トリガー搭載電動ガン デザートカラー
DATA
- 全長:1,035mm
- 重量:3,135g
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:キンワ e-mail:sales@kinwa-co.jp
TEXT:アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2023年11月号に掲載されたものです。
※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反(複製権、公衆送信権の侵害)に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。