2023/10/01
H&Kの現代サブマシンガンを電動ガンで再現「S&T UMP9 G3電動ガン」
“MP5の廉価版”以上の価値を持つSMG
「近代サブマシンガンの代名詞といえば?」という問いに対し、多くの人は「MP5」と答えるであろう。それまでのSMGはさほど精度が高くなく、どちらかといえば弾幕を張って敵を怯ませるような存在だったが、MP5は「拳銃弾の反動の少なさを活かし近距離で精度の高い射撃を行なう」という運用を可能とし、まさにSMGにおけるエポックメイキングといえる存在だった。しかし、MP5も時が経つにつれ設計の古さが目立つようになり、ヘッケラー&コックは市場拡大のために次世代SMGの開発を進めた。そうして登場したのがUMPシリーズである。
樹脂製の軽量な本体に上下左右のマウントレールを標準装備したUMPシリーズは汎用性の高さ、扱いやすさから各国の軍や法執行機関に受け入れられていった。当初はMP5との住み分けのためにストッピングパワーの高い.45口径モデルが開発されたが、のちにメジャーな9mm×19弾仕様もラインアップした。
実銃の持つ汎用性の高さを電動ガンでも実感できる1挺
S&TはUMPの9mm仕様を電動ガン化。樹脂製のボディは軽量だが、質感にはしっかりとこだわって作られておりチープさは感じられない。バッテリーはストックをたたんだレシーバー後方から収納する形式で、ユーザビリティにも優れている。
内部にはG3電子トリガーを内蔵し、射撃のフィーリングも抜群だ。室内戦はもちろん、屋外フィールドでも活躍できる1挺に仕上げられている。
S&T
UMP9 G3電動ガン
DATA
- 全長:450mm/685mm(ストック展開時)
- 重量:2,630g
- 装弾数:100発
- 価格:¥27,500
- お問い合わせ先:UFC e-mail:wholesale@ufc-web.com
TEXT:アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2023年11月号に掲載されたものです。
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