装備

2023/04/29

【装備優秀賞】Arms MAGAZINE WEB STYLING ONLINE 2023受賞者を紹介!!

 

Arms MAGAZINE WEB STYLING ONLINE 2023

 

 2023年1月10日から2月18日にかけ、オンラインイベント「Arms MAGAZINE WEB STYLING ONLINE 2023」が開催された。応募方法はTwitter上でハッシュタグ「#アムスタ2023」をつけて投稿するだけ。今回は様々な部門を設けて開催し、約180件のこだわりを持った装備の写真がTwitter上に投稿された。今回はその中でも選考された最優秀賞、部門優秀賞、佳作の各受賞者をご紹介する。

 

詳細はこちら

 


 

最優秀賞

最北の海豹(@saihokunoseals)

PHOTO:copycat(@copycat_002)

 

 

 2014年12月9日、アメリカ海軍特殊部隊SEAL TEAM(SEALs)がアメリカ合衆国カリフォルニア州マンモスレイクの降雪地域で雪上訓練を行なう画像が米軍公式サイトに発表された。そのスタイリングを参考に、最北の海豹さんはその雪上戦闘装備スタイルを見事に再現した。

 

 

 

 公式写真を参照し、ライフルを白く塗装し、マルチカムアルパインなど白の迷彩柄の装備を着用。銃器のセットアップも特殊部隊でよく見るレーザーデバイス、ホロサイト、マグニファイアの組み合わせを再現。もちろんこれも見事に白く塗装している。他の装備も再現しつつ、雪が満ちる銀世界を借景することで写真の完成度も上げている。雰囲気も含めて、思わず唸り声を上げるほどの再現度に審査員から高い評価を勝ち取った。

 

こちらは最北の海豹さんが参考にした米軍公式写真。SEALsの隊員はバックパックを雪原迷彩のカバーを着用することで迷彩効果を高め、口を布で覆うことで迷彩とともに保温を心掛けている。極寒の環境に最適化したSEALsの装備を最北の海豹さんは再現。雰囲気が非常に酷似しているのがお分かりいただけるだろう(Photo by U.S. NAVY)

 


 

リアル部門優秀賞

神楽裕二(@yuujikagura)
PHOTO:ななひ(@7hi77hi)

 

 

 ICE(移民・関税執行局U.S. Immigration and Customs Enforcement)は、移民法や関税法を執行し、国内の多国籍組織の犯罪やテロを調査する連邦機関で、HSI(国土安全保障調査部Homeland Security Investigations)はその部署の1つにあたる。調査機関なので資料は少ないが、それを分析することで装備を再現。ユーティリティポーチやカフポーチなどは実際にICEで使用された実績があり、プレートキャリアは現行の最新型を手に入れて使用しているという。法執行機関の調査部門らしく、携行するマガジンポーチを最小限にしているのもポイントだ。シンブルーラインフラッグパッチなど目立ちにくい場所にもこだわっており、HSI装備としての完成度は非常に高い。

 

元々SIG MPXが好きで、それを採用しているICE HSIに興味が出たという神楽裕二さん。着々と装備を集めつつ、手に入らない部分はレプリカなどで代用。少しずつ完成度を高めてきたという。こだわってセットアップされたSIG MPXは装備スタイリングであることはもちろん、サバゲーウェポンとしても魅力的だ

 


 

フィクション部門優秀賞

タイガー(@wild1324)
Photo:零-Rei-(@zero_ofdarkness)

Chloe 時々 黒衣メイ(@UnitedChloe)

 

 

 ぱっと見ても完成度が高いアーマー装備。だが、タイガーさんがこだわったのはそれだけではない。写真にストーリー性を持たせ、戦いを重ねるごとに装備が変化していく様子を演出しているのだ。装甲がダメージで壊れても、戦い続けるために改造を重ねる。世代を重ねるごとに新たな装備に更新されるが、その一部をよく見れば初期から使われている装備も残されている。その背景を鑑みるとその装備から戦い続ける執念すら感じることができる。格好いい装備とともに、その構成は見る人の想像力を掻き立てる。フィクションの懐深さを利用した見事な装備スタイリングである。

 

 


 

バディ部門優秀賞

マサクロ(@MSKR_airsoft)
らっこ(@39Racko)
Photo:たくみお(@takumio_photo)

 

 

 ブラックカラーのソフトシェルジャケットをまとい、チェストリグを装備したオペレーターのバディ。銃器や細かな装備を自分仕様にし、使いやすいようにセットアップしているが、似通った着こなしをすることで統一感をもたらしている。左のらっこさんはバックパックを装備し、取り回しに優れたUMPを使用。右のマサクロさんはできるだけ身軽にしつつ、フラッシュバンやピストルカービン(チェストリグの右ラジオポーチに収納)などを携行することで火力を強化。互いの役割を意識した装備を組み上げている。映る姿も相棒同士という雰囲気が醸し出されているのも魅力的だ。

 

 


 

ムービー部門優秀賞

グループ名:こっちみんな
出演:のらたいちょー(@kaapuls)
撮影・編集者:ペロ(@Pero_Airsoft)

 

 

 のらたいちょーが出演するこの動画では装備スタイリングとスケートボード、ファッションといった要素を詰め込んでおり、それを巧みに場面展開することで見事につなぎ合わせている。場面の切り替わりでは装備やスケボー、服がフォーカスされ、一つ一つが鮮烈に、魅力的に映し出されていく。装備もストリートファッションに合わせており、暗色のパーカ&装備に、Rhodesian camoのジャケットを合わせたカジュアルスタイルでキマっている。BGMに合わせてメリハリのある映像が展開されるため、単に映像作品としてみても楽しめる動画だ。

 

動画はこちら:https://youtu.be/UJMJbkrBMDE

 


 

サバゲーマー部門優秀賞

りょぶ(@ra_svg)

協力:

サバゲーフィールドXX(@sabage_xx)
サバイバルゲームフィールド No.9(@No9SURVIVALGAME)
SEALsサバイバルゲームフィールド(@seals_survival)
ヤネックス(@ya_nex)

 

 

 森林をはじめとした環境で高い偽装効果を発揮するギリースーツ。サバゲーマーにとっても森林に紛れ込める有意義な装備であるが、単純であるがゆえに奥が深い。植生に合ったギリースーツでなければ逆に浮いてしまい、素材によっては反射で輪郭が浮き彫りになってしまう場合もある。ギリースーツを扱いこなすには、環境に応じた迷彩に臨機応変に合わせる必要があるが、彼は見事に適応している。銃までも迷彩を施し、異なるフィールドでも巧みに紛れ込んでしまう。審査員の一人からは「絶対に敵に回したくないサバゲーマーの1人ですね」と感想がこぼれた。

 

 

 

 

 次回は審査の中には優秀賞には届かなかったものの、審査員が思わず唸り声をあげた佳作を紹介する。

 

佳作はこちら

 

SPECIAL THANKS:Arms MAGAZINE WEB STYLING ONLINE 2023参加者の皆様

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年6月号に掲載されたものです。

 

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