エアガン

2023/03/23

【解説】よくわかる次世代電動ガンの特徴【エアガンマニアックス】

 

次世代電動ガンの特徴

 

 常に電動ガンの分野をリードしてきた東京マルイ。次世代電動ガンと言えば実銃さながらのリコイルショック(反動)を体感できる点が魅力的ですが、実はそれだけではない。他にもスタンダード電動ガンにはない特徴も備えている。ここでは次世代電動ガンの特徴を4つに分類して解説しよう。

 

 

特徴 その1

リコイルショック

 

 リコイルショックが体感できるのは次世代電動ガン最大の特徴である。東京マルイはピストンの可動に同調してリコイルウエイトを前後動させることでリコイルショックを発生させている。機種によってボディ形状やリコイルウエイトの重量、搭載位置が異なるのでフィーリングに違いは生じるが、スタンダード電動ガンでは味わえない撃ち味が楽しめる。また、気温に左右されやすいガスブローバックガンに比べて電動ガンは気温に左右されにくいので、作動が不安定になったり、気温による変化が起きにくい。
 

M4カービン系はバッファーチューブ内にリコイルウエイトが内蔵されている。これが前後動することでリコイルショックを発生させている

 

特徴 その2

リアルな外観

 

 東京マルイがこだわったのは、実射フィーリングもさることながら外観のリアリティだ。レシーバーやハンドガードにはアルミダイキャストやアルミ削り出しパーツを多用し、形状はもちろん表面仕上げにもこだわっている。金属製パーツはリアルなだけではなく剛性感・重量感もアップにも貢献しており、手にした時の所有感も高められている。

 

ダニエルディフェンスとの正式契約によって作られたMk18 Mod.1のRIS2。カラーリングも実銃に沿ったものとなっている

 

特徴 その3

高い命中精度

 

 次世代電動ガンの人気を支えるひとつに高い命中精度が挙げられる。もともと東京マルイの電動ガンは命中精度が高いが、次世代電動ガンはさらに向上。買ったままの状態でカスタムガン並みの命中精度を発揮する。多くのエアガンチューナーを唸らせるほど効果的にパーツセッティングされた賜物なのだが、大量生産品で均質な性能を出すのは至難の業だ。次世代電動ガンは命中精度を徹底的に追求してきた東京マルイの技術の結晶と言っても過言ではない。

 

次世代電動ガンとスタンダード電動ガンのホップチャンバーの比較。左が次世代のSOPMOD、右がスタンダードのM4A1。次世代電動ガンはホップダイヤルの回転方向を左右方向にしただけではなく、パーツ点数を少なくかつタイトにし、よりステディーにホップがかかるようになっている

 

特徴 その4

オートストップ機構

 

 実銃だと弾を撃ち終わると、弾を再装填し、コッキング動作をしてチャンバーに弾を送り込まない限りは撃てないが、電動ガンの場合は弾がなくなっても空撃ち状態で撃ち続けられる。次世代電動ガンではリアルさを追求して弾がなくなると機械的に電源をカットして作動を停止させる「オートストップ機構」が搭載されている。オートストップの解除はM4カービン系やSCAR系の場合はボルトキャッチを押す、MP5系やAK47系、G36系はボルトを引いて解除する。リアルな操作性を求める方にうってつけの機構だ。

 

AK47シリーズのオートストップ解除方法は、新しいマガジンを装填後にボルトを下げる。実銃のようなリロードアクションが楽しめる

 


 

より次世代電動ガンについて知りたい人に。

エアガンマニアックス

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