2019/01/29
ドレスコードがアラブ服!? 「カミースサバゲ」に行ってきた
アロハサバゲ主催者が、Twitter上で不用意に発言したのがきっかけで企画されたカミースサバゲ。ギアフリークの撮影会が行なわれることでも名を馳せるオペレーションフリーダムで開催されたカミースだらけのサバゲの様子を、参加者のスタイリングを交えて紹介していこう!
カミースという、ギアとの組み合わせで悩む被服がドレスコードなのだが、個性的なスタイルの参加者が多数集まった
日時:12月16日(日)
場所:オペレーションフリーダム
主催:Force B-1
協賛:明日香縫製、Big-Out ほか
カミースサバゲは、その名の通りカミースを着て(リグやアーマーなどのギアを装備して)サバゲをするイベントだ。サバゲ人口におけるカミースの普及率はそこまで高くないために、開催前は内容に謎も多かった。しかし、本誌1月号でサバゲ野郎一番星が取材したアロハサバゲと同じチームが主催という情報もあって今回の取材となったのだ。
アロハでサバゲをしたいと主催者がTwitterで発言したのをきっかけに、カラフルなアロハと骨太なギアの組み合わせが話題となったアロハサバゲと同じく、主催チームのメンバー御赤口(ミシャグジ)氏の「カミースオンリーのサバゲをやろう」という何気ない一言からすべてが始まった。オペレーションフリーダムでの開催が決まってからは、予想を超える参加者の応募があったそうだ。
開会式は本大会の主催であるForce B-1 のあいさつで始まった。御赤口氏(左)はアロハサバゲでも巧みなゲーム回しをしていた。スムーズな進行だったが、本人はゲームに参加できなかったのを残念がっていた
民兵装備やオリジナルパッチも販売している明日香縫製から、シャルワール・カミースが協賛された。カミースは何枚持っていてもいいものだ!
カミース スタイリング
ゆったりしたデザインのシャツとパンツで構成されたシャルワール・カミース。自分なりのこだわりを見せるためには、パコールやシュマグ、パトゥを使った着こなしはもちろん、無線機やバッグ、ロープなどといった小物にも気をつかう。シャルワール・カミースをベースに、自分なりのテーマにあわせた参加者たちのスタイリングをチェック!
防寒のほか、風呂敷のようにして荷物も運べるパトゥ。肩からかければライフルを隠すこともできる。着用の仕方でいろいろなアレンジが可能なのだ
カスタムカミースとタクティカルパンツを組み合わせた完全装備。アーマーにいたるすべてをレンジャーグリーンで統一したことで、ゲームでのカモフラージュ効果だけでなく、見た目も好印象だ
カミースに欠かせないパコールやシュマグ、そしてスカーフ。色味を統一した女性らし感性のおしゃれなスタイルだ
スタイリングテーマにあわせ、ダメージ加工を施したバッグや小物を用いることで、シンプルな装備もボリュームが増す。グッと見栄えがよくなるので見習いたい手法だ
主催のForce B-1も、ジャンルとしてメインストリームではないカミースをドレスコードにしたサバゲに、ここまで大勢が興味を持ってくれたことに驚いたそうだ。BDUやコンバットアパレルに比べ個性的な被服をどのようにアレンジをしていくのか、これを楽しむ気持ちがないとスタイリングとしては少々難易度が高いかもしれない。しかし、今回の参加者たちのさまざまなスタイリングは、正統派から独創的なアレンジまで幅広いものだった。少しでもカミースに興味をもってもらえたなら、ぜひフィールドでカミースを着てサバゲを楽しんでもらいたい。
カミーススタイリングは男女を問わず誰でも着こなせる。定番の民兵から特殊部隊、創作などジャンルを問わず個性を発揮できる
TEXT:Ghost(Ghost in the Dark)
この記事は2019年3月号 P.158-159より抜粋・再編集したものです。