アームズマガジン編集部の下働き・津軽太郎とポスカのもとに、毛野ブースカから挑戦状が届いた。
「近代サブマシンガンについて知った気になっているようだが、私に言わせればまだまだ甘ちゃんだ。君たちに身の程というものを教えてあげるから、私の作ったトライアルコースに挑戦してみなさい。8月某日、ユニオンベースで待つ」
正直暑いので行こうか迷った津軽太郎とポスカだったが、普段手にできないSMGエアガンを実射できるまたとない機会だし、せっかくなのでトライアルに挑戦することにしたのだった──。
参加者
毛野ブースカ
アームズマガジン・エグゼクティブエディターにして射撃の達人。エアガン・実銃ともに数多く実射してきており、その実力は折り紙付き。今回はARROW ARMSのAPC9-Kを携え、自ら設定したトライアルに参戦
津軽太郎
東北出身のアームズマガジン編集部若手スタッフその1。暑さに弱いが今回はがんばってフィールドに馳せ参じた。東京マルイの次世代MP5を引っ提げ下剋上を狙うぞ
ポスカ
アームズマガジン編集部若手スタッフその2にして、ヒエラルキー最下位の男。いつも身の程を弁えず調子に乗っては痛い目を見ている。一目ぼれしたCYMAのエンハンスドMP5を使いトライアルに挑む
盛大にバラ撒け!フルオートターゲットシューティング
サブマシンガンとは元来弾をフルオートでバラ撒くために生まれた銃で、命中精度が著しく向上した近代SMGであってもその血統は脈々と受け継がれているはずだ。ということで、1stステージではそんなSMGの血筋に思いを馳せるべく、フィールド内の階段に互い違いに置かれたターゲットをフルオートで撃ち倒すというシンプルなトライアルに挑戦する。
指切りでのトリガーコントロールは可能だが、リロードはできず弾が切れた段階でチャレンジ終了。残った的の数×5秒の時間がタイムに加算されてしまうので、弾幕に頼らない正確なエイミングがキモとなる。
ターゲットは階段の中間部に互い違いに置かれている。どこから・どのような順番で撃っていってもよいが、使えるマガジンは1つだけ。フルオートの快感に夢中になっているとあっという間に弾が尽きてしまう
1stチャレンジャー
ポスカ
トップバッターはポスカ。プレッシャーに弱い男が根性で挑む!
奇跡的にスムーズな滑り出し。上からジグザグにターゲットを撃ち抜いていく
ポスカがチョイスしたCYMAのエンハンスドMP5は高い命中精度とかなりの連射速度を持つ。このトライアルにはうってつけだ
銃の性能にも助けられ、4秒54という信じられない好タイムを叩き出した
2ndチャレンジャー
毛野ブースカ
続いてはこのトライアルの発起人・毛野ブースカ。米軍制式SMGを再現したAPC9-Kを手にトライアルに挑む!
ARROW ARMSのAPC9-Kはコンパクトな見た目にそぐわない連射力を持つ。銃口からBB弾の残像が伸びているのが見えるだろうか
歴戦のシューターの面目躍如と言わんばかりの勢いでターゲットを撃ち抜く。慣れない銃ながら7秒ジャストでクリア
3rdチャレンジャー
津軽太郎
最後に挑むは津軽太郎。東京マルイの次世代MP5の性能を信じているとのことで、腰だめ撃ちで充分だとセルフでハンデを背負いだした
しかしなかなか当たらない。焦って肩付けして狙い始めるも、時すでに遅し
焦りゆえか肩付けしても当たらない。最後はターゲット2つを残して弾切れに。5秒×2=10秒加算で17秒51のワースト記録を残してしまった。「射手が悪いだけなんです。この銃はとってもいい銃なんです…(津軽)」
結果

この記事は月刊アームズマガジン2022年10月号 P.48~51をもとに再編集したものです。