2022/08/20
海兵隊式戦闘服の着方を学ぶ!!【らんまるぽむぽむの「入門!海兵隊」】
世界最強とも称される米国海兵隊に入門!
読者諸君、「待たせたな!(メタ〇ギア)」。しばらく戦略的休養をいただいていた“ガスマスク連載”が帰ってきたぞ! 読者の皆さまに楽しんでもらえるよう頑張るので、また援護よろしく頼むのである!
今回の連載テーマは「アメリカ海兵隊」! 陸海空の全機能を備え、水陸両用作戦をはじめとする数多の作戦に参加する精鋭組織である。米国5軍の中で最も早く戦地に上陸・潜入する即応部隊で、命令から6時間あれば世界中どこへでも駆けつけ作戦を開始できるとも言われている。少数精鋭で危険と隣り合わせの任務ゆえ、その訓練の厳しさは有名で新兵訓練はたびたび映像化され話題になる。そこで今連載では、厳しい訓練の一端を理解するべく、元米国海兵隊員を教官に迎え、海兵隊式の基本を学んでいこう(本家とは違い、ゆるふわです)! 日本のサバゲー界隈でも海兵隊は人気があるため、参考になるような企画にしていければと思う。
講師:リース軍曹
今回はいまさら聞けない戦闘服の着方・トラウザー(ズボン)編をお届けする。何気なく着ていた戦闘服にも事細かに規定があり驚きの連続! きちんとポイントを押さえて着こなせば、倍以上にかっこよくなる! 入門作戦、状況開始であります!
米海兵隊の迷彩 MARPAT
米海兵隊の迷彩は“Marine pattern”略称「マーパット」と呼ばれるデジタル迷彩。こちらは森林やジャングルに適したウッドランドパターンだが、ほかに砂漠用デザートパターンもある。ベルト等の小物類は多種メーカーあるが、海兵隊員にポピュラーな物を集めてみた。
とりあえず思うがままに着てみた。間違い・指摘事項が数カ所あるぞ! どこかわかるだろうか?
今回着目すべき点は「ベルトの方向」「ベルトの長さ」「糸くずの処理」「ポケットのボタン」の4カ所!
ベルトの方向
× ベルトの先端が体の右側に来るのはNG!
〇 ベルトは上から見て反時計回りに巻く
ベルトの長さ
× 余ったベルトをそのままにしておくのはNG!
〇 ベルトを締めた状態でバックルの端から5~10cm程度出る長さに整える
海兵隊式ベルト端末処理のやり方
①②しっかりウエストで締めた状態でバックルの端から5~10cmの地点で切る。
③切り口がほつれないようにライターで炙る。炙りすぎて焦げないように注意!
糸くずの処理
× 糸くずが出たままにしておくのはNG !
〇 ほつれなどの糸くずは、切る・炙る等で処理しておく
ポケットのボタン
× 出し入れしやすいからといって、ボタンの開けっ放しはNG!
〇 トラウザーのボタンはすべて閉めておく
正しい着装!
…というわけで、こちらが指摘事項をすべて正した正しい着装だ! きっちり着こなすことで気持ちも引き締まるというもの!
今回は指摘事項が多かったので「米海兵隊式体力錬成」で気を引き締め直します! 手のひらを下にした状態で、腕を床と並行の角度で前に出し、手の上に銃を置いてキープ!
TEXT:らんまるぽむぽむタイプα/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2022年8月号 P.220~221をもとに再編集したものです。