2019/01/12
Little Armory コンシールメントケースAを作ろう! 【2019年2月号掲載】
トミーテックの1/12銃火器プラキット「LittleArmory(リトルアーモリー)」の雰囲気を盛り上げる周辺アイテムとして、映画などでおなじみの楽器ケースに偽装したガンケース「コンシールメントケースA」が発売された。通常は塗装仕上げにするところだが、作例では革張り楽器ケースの質感を、市販のカーモデル用革調シートを貼り込んで再現してみた。
figma コンシールメントケースA
- 発売元/トミーテック
- 価格/¥2,700
※ 作例の銃本体および「figma 朝戸未世/照安鞠亜」は別売です。
ケースに革調シートを貼り込む
ケースの革張り再現に使用したのはモデルファクトリーヒロ「本革調シート地」。カーモデルの内装用粘着シートなので薄くてシボが細かく、柔らかく伸びもよいので扱いやすい。
パーツ側面の面積も含めやや大きめにシートを切り出す。
シートはまず平面に貼って側面に折り込み、シワが寄らないよう軽く引っ張りながら貼り、ヘラなどで押さえて密着させる。ロック部分など凸部は現物合わせで切り出し、Rのきつい部分などは重なる部分を切って継ぎ合わせるとよい。
銃に合わせウレタンを切り出す
内部のウレタンはナイフで簡単に切れる。まず収納したい銃の輪郭をシャーペンのペン先などでなぞり写し取る。あまり力を入れないように。
スジ彫り状に輪郭が取れた。切り出すときは切り口をきれいにするためナイフの刃を新品に替えておこう。また、定規を当ててなるべく直線で切り出すとそれらしくなる。
完成したコンシールメントケースAのギターケースタイプ(右)とバイオリンケースタイプ(左)。リアルな革シボの質感が再現され、ドール小物のような高級感が出た。ケースのバックルはラッカー系のシルバーで塗装。
ギターケースなどでよく見られる嵌合部のシルバーのフレームは、細切りにした市販のアルミテープを貼ってそれらしく。ハンドル部にも革調シートを貼っている。
ギターケースタイプには89式5.56mm小銃を収納。
バイオリンケースタイプはP90タイプに合わせてウレタンをカットし収納してみた。ギリギリなので銃の向きを考えつつフィッティングしている。
ゴムバンド製の背負い紐によりfigmaにケースを背負わせることもできる(アタッチメントを接着しなければ脱着可能に)。
製作・文/國谷忠伸
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(c)2013 TOMYTEC
この記事は2019年2月号 P.138~139より抜粋・再編集したものです。