2019/06/10
ダイキ工業「コスモガン水鉄砲」「コスモ ドラグーン(戦士の銃)メーテルver.水鉄砲」製品レビュー
コスモガン水鉄砲
あの戦艦の乗組員が手にしていたコスモガンを水鉄砲でモデル化
コスモ ドラグーンに次ぐ水鉄砲コレクション第2弾
2018年8月に発売されて大好評だった「コスモ ドラグーン(戦士の銃)」に次ぐ水鉄砲シリーズ第2弾として「コスモガン」が登場する。コスモガンは松本零士の原作版『宇宙戦艦ヤマト』に登場する乗組員用のハンドガンを再現。コスモ ドラグーン(戦士の銃)はパーカッション式リボルバーのコルトドラグーンをモチーフにしたものだったのに対して、コスモガンは日本陸軍の制式拳銃である南部十四年式をモチーフにしている。企画・原型製作はモデルワークスグレネード。全長約385mm、刻印は「2114年式」となり、スラリと伸びたバレルやストレート形状のグリップ、セーフティのポジションマーク(安/火)、上側がカットされたレシーバーにその面影が残っている。設定ではレーザーガンであり実弾は発射されない。レシーバー後部に突き出たコッキングピースはコスモ ドラグーン(戦士の銃)を思わせる。
コスモ ドラグーン(戦士の銃)に似ているテーパーがかったマズルとフロントサイト、バレル後部のブリッジ状のパーツ
レシーバー左側には「2114年式」と打刻されている。各部の形状はモチーフとなった南部十四年式に比べてモダンな感じがする
今にも動きそうなレシーバー後部のセーフティはなんとアンビタイプだ。ポジションマークは南部十四年式と同じく漢字となっている
南部十四年式をモチーフにしたウッド調のグリップ。グリップボトムにはランヤードリングらしきものが付属している
コスモ ドラグーン(戦士の銃)に似たコッキングピース。リアがすっきりしているためかコスモ ドラグーン(戦士の銃)に比べて突出感がハンパない
バックフレームにはキャラクターの名前入り
全体のフォルムはもちろん、特筆すべきはグリップのバックフレームに設定どおりに所有者の名前が横書きの漢字で刻まれていることだ。『宇宙戦艦ヤマト』の主要キャラクターである「古代守」「古代進「」沖田十三「」森雪」のモデルをラインアップ。トリガー以外のパーツは無可動。外観を損ねないように名前が刻まれたバックストラップ部分を外すと水の注入口が現れる仕組みとなっている。手にしてみるとグリップは握りやすく、構えてみると眼前にあるコッキングピースが存在感を示す。ヤマトの乗組員の気分に浸れること間違いない。価格もお手頃なのでファンなら4モデルすべて揃えたいところだ。
コスモガンの特徴であるバックフレームに刻まれた所有者の名前。写真は古代進の兄である古代守のもの
古代守以外に古代進、沖田十三、そして森雪の4人のモデルが用意される。クラシカルな雰囲気だが、今見るとかえって新鮮だ
DATA
- 価 格:古代守、古代進、沖田十三、森雪 ともに¥3,200(2019年8月発売予定)
- お問い合わせ先:ダイキ工業
TEL03-5939-9942
コスモ ドラグーン(戦士の銃) メーテルver.水鉄砲
いまだ作品に登場したことのないメーテルモデルを水鉄砲で再現
同社のコスモ ドラグーン(戦士の銃)のスペシャルフィニッシュ第1弾として登場するのが、いまだに作品上では登場していない謎のモデル「メーテルモデル」だ。煌びやかに輝くバレルは、厚手のニッケルシルバー調の銀色に真空蒸着メッキ加工を施したもの。グリップは白色という諸説をイメージしたアイボリーパール調に成型されたものが付属する。鉄郎モデルとは一線を画す高貴な雰囲気を漂わせる。
メーテルモデルのアイコンとされるアイボリーパール調グリップ
真空蒸着メッキにより再現されたミラーフィニッシュのバレル
DATA
- 価 格:¥3,200(2019年8月発売予定)
- お問い合わせ先:ダイキ工業
TEL03-5939-9942
TEXT:毛野ブースカ
©Leiji Matsumoto
この記事は月刊アームズマガジン2019年7月号 P.76より抜粋・再編集したものです。