2022/02/07
老兵の皮を被ったニューモデル!! 64式・9mm拳銃トイガンピックアップ
自衛隊の誇る銃と言えば、89式小銃が一番に挙がるだろう。また、新たに採用された20式小銃についてもミリタリーマニアの注目を集めている。しかし、その陰に隠れがちな自衛隊の銃器たちも部隊によっては未だ現役であり、トイガンにおいても高い人気を誇っているのもまた事実だ。そこで今回は、そんな人気の64式小銃・9mm拳銃のトイガンをピックアップして紹介していく。
G&Gアーマメント
Type64 BR電動ガン
月刊アームズマガジン2月号の表紙で井澤詩織さんが手にしている64式小銃はこのG&Gアーマメントの電動ガンType64 BRだ。台湾のトイガンメーカーであるG&Gアーマメントの製品の中でもこれはハイエンドモデルとして位置づけられている。ダイキャスト製レシーバーや複雑な形状のスチールプレス製ハンドガードは実銃の資料を元に再現。64式小銃の特徴であるバイポッド、折り畳みできるフロント/リアサイト、上方に突き出たユニークな形状のボルト、引き上げてから回転させるセレクターレバー、ショルダーレストは実銃同様に可動できる。ストックやグリップは実銃と同じ木製となっている。
リアルさにこだわるだけではなくトイガンとしての基本性能・ユーザビリティにもこだわっている。もはや電動ガンでは当たり前の装備となりつつある電子トリガーシステムだが、このモデルはさらに一歩進んで専用コントローラーによって各種設定ができるシステムを搭載。バーストモード(3連、5連)やAUGモード、トリガーストロークの設定などボタンひとつで設定ができる。さらにバッテリー保護機能、警告音機能など安全対策も盛り込まれている。さらに光学式センサーによる電子トリガー、ガスレギュレーターをホップダイヤルに設定した150段階もの細かなホップアップ調整が可能。マガジン内の残弾がなくなると作動が自動的に停止する機能も追加されている。トイガンとしてのリアルさ、使い勝手を徹底的に追求したハイエンドモデルに相応しい1挺だ。
DATA
- 全長:985mm
- 重量:4,040g
- 装弾数:90発
- 価格:¥109,780
- お問い合わせ先:ホワイトハウス 03-3697-0212
S&T
64式小銃 G3電動ガン
S&Tを代表するロングセラー商品である64式小銃電動ガンの最新バージョン。HK416やHK417に搭載されているものと同じ磁気センサー方式によるギア制御の電子トリガーシステムを採用。バッテリーが6.0V以下の低電圧時に作動を停止するカットオフ機能が追加されている。従来型に比べてシャープなトリガーフィーリングが体感できる。桜のマークや銃名、製造年月(1964年9月)、豊和工業のマークが打刻されたレシーバーはアルミダイキャスト製、アルミプレス製の上下分割式ハンドガード、グリップやストックは実銃と同じ木製。バイポッド、フロント/リアサイトは実銃同様に折り畳める。ボルトを後退させるとホップアップ調整用ダイヤルが現れる。エアガンとしての実用性が高くサバイバルゲーム用ウェポンとして使いたい方にお薦めだ。
DATA
- 全長:990mm
- 重量:3,260g
- 装弾数:390発
- 価格:¥71,500
- お問い合わせ先:UFC
タナカ
SIG P220 IC航空自衛隊ヘビーウエイト ガスブローバックガン
フレーム先端まで一体化された金属製シャーシIC(Integrated Chassissystem)を採用しているこのモデル。精度と剛性が向上し、マグナブローバックメカとのコンビネーションによりスピーディーかつシャープなブローバックフィーリングを実現している。可変ホップアップは工具を使わずに調整可能。装弾数は20発に増加された。各部にはリアルな刻印やシリアルナンバーが入れられている。
DATA
- 全長:208mm
- 全高:141mm
- 全幅:36mm
- 重量:890g
- 装弾数:20発
- 価格:¥29,480(ABS樹脂モデル¥27,280)
- お問い合わせ先:タナカ
タナカ
SIG P220 航空自衛隊EVO2フレームHWモデルガン
9mm拳銃をモデルガンで再現した唯一の製品。軽量で腐食に強い硬質アルミ製EVO2カートリッジを採用したEVO2フレームヘビーウエイト。リアルなブラスト処理を施した強化軽量樹脂製スライド、ヘビーウエイト製フレーム、ウエイト入りヘビーウエイト製グリップを採用。耐久性向上のために補強済みバレル、SPバッファー付きリコイルスプリングガイド、エラストマー製ハンマーストップ、防錆処理済みプレスパーツを導入している。
DATA
- 全長:195mm
- 全高:143mm
- 全幅:35mm
- 重量:650g(カートリッジ含まず)
- 装弾数:9発
- 価格:¥28,380
- お問い合わせ先:タナカ
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2022年2月号 P.46~49をもとに再編集したものです。