エアガン

2021/07/18

自衛隊マニア垂涎の逸品!タナカ「SIG P220 航空自衛隊 ガスブローバック&モデルガン」

 

 かつて各国の軍・警察に採用され、自衛隊にも9mm拳銃の名で採用されたSIG P220。いまやそのほとんどが現役を退いているが、その無骨さと機能美を両立したデザインからガンマニアの間では未だ高い人気を誇っている。
 今回は、そんなP220シリーズの中でも唯一「9mm拳銃」をモデルアップするトイガンメーカーである、タナカの人気モデルを紹介しよう。

 


 

SIG P220 IC 航空自衛隊 ヘビーウエイト ガスブローバックガン

 

 

 フレーム先端まで一体化された金属製シャーシIC(Integrated Chassis system /インテグレーテッド・シャーシ・システム)を採用したこのモデル。作動精度と剛性が向上し、マグナブローバックメカとのコンビネーションによりスピーディーでシャープなブローバックフィーリングが体感できる。ホップアップは工具を使わずに調整可能。装弾数は20発に増やされた。外観面では9mm拳銃の特徴である刻印やシリアルナンバー、ABS樹脂モデルはフレームとスライドは実銃の素材による色の違いをリアルに再現している。

 

ICバージョンは内部メカだけではなくディテールや刻印も見直されてよりリアルになった。スライド右側には空自のマークが誇らしげに入れられている

 

完全新規設計のチャンバーと可変ホップアップシステム。ホップアップはチャンバー後部にあるダイヤルを回して調整する

 

旧型同様、ブローバックエンジンにはマグナブローバックメカがチョイスされている

 

「インテグレーテッド・シャーシ・システム(IC)」は安定感のあるスムーズなブローバックはもちろんのこと耐久性や生産性も重視してデザインされた

 

スリムなマガジンの装弾数は20発。マガジン前部のスリットには給弾口が追加されて装填しやすくなった

 

ヘビーウエイト樹脂製グリップにはウエイトが追加されたことで重量感がアップ

 

重量はほぼ実銃に近い906g(実測値)を実現。手にした時の重量感は申し分ない

 

DATA

  • 全長:208mm 
  • 全高:141mm
  • 全幅:36mm
  • 重量:890g
  • 装弾数:20発
  • 価格:¥29,480(ABS樹脂モデルは¥27,280)
  • 問い合わせ先:タナカ

 


 

SIG P220 航空自衛隊 EVO2フレームHWモデルガン 

 

 

 自衛隊マニアのみならずモデルガンマニアからも高い評価を受けているSIG P220自衛隊モデルガン。EVO2モデルは軽量で腐食に強い硬質アルミ製EVO2カートリッジを採用。リアルなブラスト処理を施した強化軽量樹脂製スライド、ヘビーウエイト製フレーム、ウエイト入りヘビーウエイト製グリップを採用。さらに耐久性向上のために補強済みバレル、スプリングバッファー付きリコイルスプリングガイド、エラストマー製ハンマーストップ、防錆処理済みプレスパーツが付属。リアルさと発火性能を両立させた1挺だ。

 

グリップはガスブローバックガンと同じくヘビーウエイト樹脂製で内部にウエイトを追加。グリップ左側下部にランヤードリングが装着されている

 

フィールドストリップしたところ。補強が施されたバレルやSPバッファー付きリコイルスプリングガイドなど発火を重視したパーツ改良が行なわれた

 

力強い発火が魅力の5mmキャップ火薬仕様のアルミ製EVO2カートリッジ

 

製造年月やシリアルナンバーはガスガンとモデルガンでは異なる

 

装弾数9発のシングルカアラムタイプのスチールプレス製マガジン。側面に残弾確認孔があるのが特徴だ

 

強化軽量樹脂製スライドがブラスト仕上げになったことで、フレームとスライドの素材が異なる実銃の質感に近づいた

 

DATA

  • 全長:195mm 
  • 全高:143mm
  • 全幅:35mm
  • 重量:650g(カートリッジ含まず)
  • 装弾数:9発 
  • 価格:¥28,380
  • 問い合わせ先:タナカ

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年7月号 P.56~58より抜粋・再編集したものです。

Twitter

RELATED NEWS 関連記事

×
×