2021/09/14
東京マルイのこだわりが詰まった新モデルガスブローバック「AKM」
リアリティと実射性能を極めたガスブローバックガンの傑作
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
AKファン待望のガスブローバックAKM
AKシリーズを好むユーザー、特にAKシリーズが持つ独特な雰囲気に魅力を強く感じている方は、外観のリアルさに強いこだわりを持つことが多いのではないだろうか。
これまでも東京マルイでは、従来からの高度な実射性能を備えつつさらなるリアリティを追求した次世代電動ガンとしてAKシリーズを多数ラインアップしている。それらはリコイルショック再現メカニズムの採用、外装に金属パーツを多用、重量や操作方法などをより実銃に近付けるなど、すでに多くのユーザーより高い支持を得ている。また他の各社から販売されているAKシリーズにおいても同様に、リアルさに力を入れてしっかり作り込んでいる傾向にある。
そのような状況でついに発売となったこのガスブローバックマシンガンシリーズAKMは、同社のラインアップの中でも群を抜き大変リアルな仕上がりとなっている。
リアリティのために新たな手法を惜しみなく導入
外観は実銃を採寸しているのはもちろんのこと、耐久性・安全性などを確保しつつ現代ならではの製造技術を用いて生産性を向上、なおかつリアリティーを損なわないようにするという巧みなアレンジを行なっている。
実銃のレシーバーではスチールプレスパーツにザラ目状の表面加工を施し製作されているが、その特徴的な質感を亜鉛ダイキャストパーツに特殊な粒子を含む塗装を施すことで見事に再現。一方、実銃のグリップは表面に特徴的な斑点模様のあるフェノール樹脂(いわゆるベークライト)製だが、それはABS製に置き換えたうえで表面に特殊な塗装手法を施し、色味や手触り感などを妥協することなく作り込んでいる。
実銃どおりの操作を再現するオートストップシステム搭載
こだわりのポイントはもちろん外観だけではない。ボルトストップ機構を備えないというシンプルなAKシリーズならではの操作プロセスを実現するため、新開発の“オートストップシステム”を搭載。これは、マガジン内のBB弾を撃ち切った時でもボルトが前進してエジェクションポートを閉鎖。直後のハンマーダウン時にはノッカーが放出バルブを叩かずに空振りすることで、まだマガジン内に残っているガスで空作動してしまうことなく作動が停止するという機構だ。再度射撃する場合は、装弾済みのマガジンを装着しなおしたうえでボルトハンドルを引いて再度ハンマーコッキングと初弾の送弾を行なう、といった実銃どおりの操作を再現している。
AKらしさ全開! 荒々しく激しいブローバックを実現
ブローバックエンジンは、ピストン上部に摩擦低減用のローラーを新たに採用した、シリンダー内径約19mmの完全新開発品。同社のM4シリーズや89式シリーズとは性質の異なる、荒々しく肩を揺さぶる激しいリコイルショックで、銃を正しく保持ししっかり肩付けしないと集弾させられないほどだ。
AKシリーズが好きなユーザーはもちろん、ライフルタイプのガスブローバックガンが欲しい方にこのモデルはお薦めの1挺だ。
東京マルイ
AKM ガスブローバックマシンガン
DATA
- 全長:890mm
- 全高:260mm
- 全幅:72mm
- 重量:3,550g(空マガジン含む)
- 装弾数:35発
- 価格:¥65,780
- お問い合わせ先:東京マルイ
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
撮影協力:ビレッジワン
この記事は月刊アームズマガジン2021年10月号 P.106~109より抜粋・再編集したものです。