エアガン

2021/09/17

夏の終わりにメンテナンス!! 初心者でもできるエアガンメンテガイド

 

 9月に入り、夏もそろそろ終盤。これから気温が下がってくるとガスブローバックガンの出番も少なくなってくるはず。そんなときに忘れずにやっておきたいのが、エアガンのメンテナンスだ。ガスガンなら1,000発、電動ガンなら5,000発程度撃ったらメンテナンスをするのが望ましい。今回はその方法を簡単にご紹介しよう。

 

 


 

  必要なもの  


●エアガン本体(説明書)

 

東京マルイ「グロック17 サードジェネレーション」

 

 当然だが、必要なのはメンテナンスするエアガン。その中でもガスブローバックガンは可動部分が多いため、よりメンテナンスが不可欠なアイテムだ。エアガンの説明書には分解手順が書いてあるものが多いので、念のため説明書も用意しておくとスムーズにメンテナンスできる。今回はお手本として東京マルイ「グロック17 サードジェネレーション」を使用する。

 

●メンテナンスグッズ

 

 

  • クリーニングクロスやペーパータオルなどの拭き取るもの
  • バレル内を清掃できる大きな綿棒のようなクリーニングロッド
  • 余分な油分を除去してくれるパーツクリーナー
  • 最後に油分を塗布するシリコンオイル

 


 

  メンテナンス手順  

 

  • 分解(フィールドストリップ)をする

 

 大体のモデルはメンテナンスするために容易に分解できる。その分解を「フィールドストリップ(通常分解)」と呼び、ほとんどのエアガンの取扱説明書にはこのやり方が記載されている。エアガンは分解などを行った場合、破損したり、メーカーからの修理や保証を受けられなくなる場合もあるが、フィールドストリップを行なってもメーカーの修理を受けることができる。

※説明書に記載されている以上の分解を行うとメーカーの修理や保証の対象外となります。

 

①スライドとフレームを分解して

 

②スライドの中からスプリングガイドを取り外し

 

③続いてスライドの中からバレルを外し

 

④外したバレルをインナーバレルとアウターバレルに分けたら

 

フィールドストリップ完成!

 


 

  • 汚れを落とす

 

 エアガンは使えば使うほど塵や埃などで汚れが蓄積されていく。仮に目に見えない汚れでも積み重なれば弾道や動作に影響してくるので、しっかりと汚れを落とすことが大事だ。

 

まずは乾拭き。くまなく拭いていきましょう

 

乾拭きが終わったらパーツクリーナーをつけて拭きます

クリーナーが蒸発する前に手早く!

 

細かい部分はロッドを使って拭きましょう

 


 

  • グリスをつける

 

 掃除が終わったら必要なところにグリスアップ(グリスを塗る)する。つい塗りすぎてしまうグリスだが、塗りすぎは汚れの原因になるので注意が必要だ。

 

ピストンリングやマガジンに塗布しましょう

 


 

  • 増し締めをする

 

 最後に破損や部品の欠損がないかをチェックして、いよいよ組み立てを行なう。その前に、エアガンに存在しているたくさんのねじがちゃんと締まっているかを確認しよう。ねじは使っているうちに緩み、脱落や故障の原因となる。必ず確認すべき項目の一つだ。

 

緩んでいると命中精度が下がることも…!

 


 

 これだけのメンテナンスでもエアガンを長持ちさせることができる。夏の終わりや季節の変わり目が丁度、エアガンをメンテナンスする頃合いなので、これを機会に愛銃をメンテナンスしてはいかがだろうか。

 また細かくメンテナンスをしたいという方はぜひ以下の記事も確認していただければ幸いだ。

 

メンテナンスのまとめ記事はこちら

 

 

TEXT:アームズマガジン編集部

 

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