2021/06/17
○○のバターソース掛けを食べる!!【帰ってきた!! らんまるぽむぽむのサバイバルクッキング】
近い将来訪れるだろう世界的食糧危機。そんなサバイバルな状況でも生き延びるため、らんまるぽむぽむが自然界の食材を捕獲&料理する生存グルメ企画!
【閲覧注意!】
虫が苦手な方のために、WEB掲載にあたっては一部画像にボカシを入れました。月刊アームズマガジン7月号には元の画像を掲載していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
また、調理を実践される際は自己責任でお願いします。
本日の一品
オオスズメバチのバターソース掛け
今回いただくのは、日本に生息するハチ類の中で最も強い毒を持ち、攻撃性も高く危険な種である「オオスズメバチ」。ハチの幼虫である「蜂の子」は古くから長野や岐阜など海がない県を中心に貴重なタンパク源として食されているのは有名だが、中国や東南アジアなどでは成虫も広く食されている。
今回の食材 オオスズメバチ
正式名称:オオスズメバチ(成虫)
分布:日本全国をはじめ、東アジアからインドにかけて広く生息
食べる上で気になるのは“毒”だ。刺されると時に死に至る危険な毒だが、飲食すると健康効果・生理活性効果があると言われている。
有名なのは「スズメバチ酒」だろう。スズメバチを生きたまま酒につけると毒を出し、酒が黄色に色づく。この毒入り酒には疲労回復、高血圧や血糖値の低下、不整脈、喘息、美肌の効果などが期待できると重宝されている。スズメバチの毒はタンパク質系成分で、胃の中で消化できると言われているが、心配なら加熱調理をすると分解できるらしい。
食べる際は要注意だ。アナフィラキシーショックを引き起こす危険があるため、特に過去にハチに刺されたことがある方は避けたほうがよい。また、昆虫食はエビ・カニなどの甲殻類アレルギーを持っている方も控えたほうがいいとされている。
なお殺虫剤を使わずに捕獲したものでないと食用不可。駆除のプロでも殺虫剤なしの捕獲はできない場合があるので、調達には素人が手を出さないほうがよい。
それでは、貴重なタンパク源の補給作戦、開始であります!
作り方1:下準備
材料(2人分)
- オオスズメバチ:15匹ほど
- バター:10g
- ニンニク:適量
- サラダ油:適量
- 付け合わせの野菜:お好みで
作り方2:素揚げ&味付け
完成! いざ実食
では、命いただきます!
…めちゃくちゃ美味しい!! 味は少し甘みを感じる。クセがなく食べやすい! 揚げたことで外殻の硬さもそんなに気にならず、エビのようにサクッと食感に仕上がりました! 今まで食べた昆虫の中でも、トップ3に入る美味しさに!
TEXT:らんまるぽむぽむタイプα/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2021年7月号 P.144~145より抜粋・再編集したものです。