2021/04/26
【カスタムレシピ】しっかり“頬付け”できるP90にアップデートカスタム!!
今回は、コンパクトサイズ電動ガンの中でも人気の高い東京マルイのP90をカスタマイズ。コンセプトは「操作性と命中精度の向上」だ。では早速、順を追ってカスタマイズを進めていこう。
ベースガン
東京マルイ
P90TR
- ¥29,800
- 問い合わせ先:東京マルイ
編集部(遥)が2002 年の発売当時に購入して以来、19年以上ノーマルで使い続けている東京マルイのP90TR。3年ほど前にガンショップFIRSTでオーバーホールを受けており(月刊アームズマガジン2017年11月号)、作動も快調だ。今回はこちらのP90をベースにカスタマイズしていこうと思う。
アッパーレシーバーの換装
x115x TAYLOR
P90 precision cut Upper receiver
今回はアッパーレシーバーをこちらのパーツに換装する。
EFFEN90のプレシジョンカットアッパーレシーバーを再現したもので、東京マルイ製P90にほぼ無加工で装着できる。グラスビーズ混合ナイロン樹脂を使用し、高強度かつ高精度で出力されている。
- ¥36,000
- 問い合わせ先:x115x TAYLOR
P90プレシジョンカットアッパーレシーバーを装着するため、まずはテイクダウンボタンを押してノーマルのアッパーを取り外す。なお、分解時はパーツの向きや位置を忘れないよう、スマホなどで写真を撮って記録しておくといいだろう。
アッパーレシーバーを取り外せたら、チャンバーを少し押し込み、左右どちらかに90°回して突起と切り欠きを合わせ、レシーバーからバレルアッセンブリーを引き抜く。
最後にチャージングハンドル周辺を分解していく。コッキングノブを取り外せば、チャージングハンドルのプレートが外れる。
この作業でアッパーレシーバーから取り外したパーツは以下の通り。
あとは装着するレシーバーにパーツを移植すれば、アッパーレシーバーの換装準備は完了だ。
カスタムインナーバレル&ホップパッキンへの換装
続けて、インナーバレルとホップアップパッキンの換装を行なっていこう。パーツは以下のものを使用する。
G.A.W.
マルチフィット保持ぴったん
宮川ゴム工業所製の各種電動ガン用カスタムホップアップパッキン。0.2g~0.25gBB弾を想定し、BB弾装填時のガタを減らすことでグルーピングを向上できる。
- ¥1,000
- 問い合わせ先:G.A.W
da Vinci
05 雷禅247
ステンレス(SUS304)を用いたda Vinciの最上位インナーバレルシリーズ。内径6.05mm/交差±0.005mmで、バレル内のスピンを抑え素直な弾道を生む。長さは247mm。
- ¥6,100
- 問い合わせ先:ミリタリーショップSWAT
まずは先ほど取り出したバレルアッセンブリーの分解から行なっていく。
これでバレルアッセンブリーが分解できた。続けて、カスタムバレルの05雷禅に、カスタムホップパッキンのマルチフィット保持ぴったんを装着していこう。
ここまでできたら、ホップアップパッキン付きのインナーバレルをチャンバーに挿し込んでいく。組み立ては分解と逆の手順だ。
カスタムマガジンキャッチへの換装
最後にマガジンキャッチを換装していく。P90のマガジンチェンジは他の銃とは勝手が違い手間取りがちなので、単純ながらも効果的なカスタムだ。今回使うパーツはこちら。
ライラクス
P90 カスタムマガジンキャッチ
両サイドの突起部分を大型化し、さらにセンターのバーも引けるようにしたこと
で、グローブ着用時の操作性を向上。スピーディなマガジンチェンジができる
- ¥2,800
- 問い合わせ先:ライラクス
換装した各パーツを取り付け、カスタムP90が組みあがった。最後に外装オプションを装着していく。オプティクスにはノーベルアームズのドットサイト、SUREHIT MASTERを選択。広視界レンズと80gという軽さにより、優れた取り回しを誇る。さらにマズルにはライラクスのナイツサプレッサーリアルを装備。14mm正/逆ネジ両対応で、4層構造の吸音材で消音性能もトップクラスのサプレッサーだ。
ノーベルアームズ
SUREHIT MASTER
- ¥24,800
- 問い合わせ先:ノーベルアームズ
ライラクス
ナイツサプレッサーリアル
- ¥12,000
- 問い合わせ先:ライラクス
外装オプションも装着し、いよいよ「P90 Mod.H」の完成だ!
P90 Mod.H
レシーバーがロープロファイルでシンプルなデザインのため、全体的なフォルムもすっきりしたものに。基本的にはパーツポン付けレベルのカスタムながら、フィーリング、性能ともに満足のいく仕上がりになった。
- 集弾性:61mm(20m)
- 平均値:81.9m/s(0.67J)
今回実施したカスタムは、手順通りに落ち着いて行えば決して難しいものではない。それでも、外観が大きく変わったことでオリジナリティが増し、性能面でも確実に使いやすくなったことが実感できた。何より、長年の愛銃に自ら手を加えることで、より愛着が湧いたことは間違いない。
読者の皆さまにもそれぞれ「相棒」といえる銃があることだろう。ぜひ自分の手でカスタマイズすることで、「相棒」との絆を深めてみてほしい。
TEXT:遥/アームズマガジン編集部
セットアップ監修:毛野ブースカ
この記事は月刊アームズマガジン2021年4月号 P.60~63より抜粋・再編集したものです。