エアガン

2018/10/27

東京マルイ「グロック19 サードジェネレーション」製品レビュー

 

東京マルイ グロック19サードジェネレーション 製品レビュー(前編)

 

※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。

 

スライド内部のパーツを大胆リファイン 見えないところに東京マルイの技が光る!

 

東京マルイ グロック19サードジェネレーション 製品レビュー(前編)

 

●ブローバック性能を徹底的に追求

 

 待ちに待った東京マルイのグロック19サードジェネレーション(以下グロック19)が発売された。グロック19については数カ月に渡ってレポートをお届けしてきたが、今回は内部メカを中心にレポートしよう。

 

東京マルイ グロック19サードジェネレーション 製品レビュー(前編)
フィールドストリップの方法はグロック17と同じ。スライド内部のパーツ変更により、フレームとスライドの結合がよりタイトになった

 

東京マルイ グロック19サードジェネレーション 製品レビュー(前編)
15mmにボアアップされたシリンダー。シリンダー内部にあるシリンダーバルブも改良されている

 

東京マルイ グロック19サードジェネレーション 製品レビュー(前編)
最新モデルに採用されている2枚のダイヤルによってホップの強弱をコントロールする可変ホップアップシステムを導入。また、スライドを分解しなくてもホップアップの調整が可能になった。下方向に回すとホップが強くかかる

 

 グロック19の内部メカの改良点として、15mmにボアアップされたシリンダーや、スライドを分解しなくてもホップ調整が可能なことだけが事前に伝わっていた。期待を持ちつつグロック17と同じ要領でフィールドストリップしようとしたところ、その瞬間から違いを感じた。

 外したスライドからバレルアッセンブリーとリコイルスプリングガイドを取り出したところ、アウターバレルが正確にティルト(ショートリコイル)するような工夫が施されていた。東京マルイの飽くなきブローバック性能向上への努力には感動すら覚える。

 

東京マルイ グロック19サードジェネレーション 製品レビュー(前編)
アウターバレル両側にも突起を設け、スライド内部両側に溝を設けることで、アウターバレルが正確かつブレることなくショートリコイルする。地味だが非常に効果的な改良だ

 

東京マルイ グロック19サードジェネレーション 製品レビュー(前編)

 

東京マルイ グロック19サードジェネレーション 製品レビュー(前編)
スライドの前後動に伴ってチャンバーカバー左側に設けた突起がアウターバレル左側の切り欠きに沿って移動することで、よりポジティブにアウターバレルがティルトするようになった

 

東京マルイ グロック19サードジェネレーション 製品レビュー(前編)
リコイルスプリングガイドを見たところ。鋭いリコイルショックを吸収するためにバッファーは二重に装着されている

 

●グロック17 / 22用マガジンも共有可能

 

 グロックユーザーにとってもっとも気になるのが、従来のグロック17/ 22用マガジンが共用できるかどうかだろう。共用可能だが、グロック19のポテンシャルを最大限発揮するためにはグロック19用マガジンを使用してほしいとのことだ。

 

東京マルイ グロック19サードジェネレーション 製品レビュー(前編)
フレーム部分を比較したところ。右がグロック19、左がグロック17。どちらもハンマー式だが、フロントシャーシやフレーム前部内側の形状が異なっているのがわかる

 

 なお、ディテールや使い勝手、実射性能については、リアルガンライターのSHINが実銃目線でレポートしているので参考にしてほしい。まさに最新にして最良のモデルといっても過言ではないグロック19。グロックユーザーならぜひ手に取って完成度を確かめてほしい。

 

DATA

  • 全 長:187mm
  • 全 高:128mm
  • 全 幅:32mm
  • 重 量:640g
  • 装弾数:22発
  • 価 格:¥17,064
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:青宮鑑
HAIR&MAKE UP:西田聡子
撮影協力:サバイバルゲームフィールドSEALs

 

TEXT:毛野ブースカ

 


 

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この記事は月刊アームズマガジン2018年12月号 P.84~85より抜粋・再編集したものです。

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