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2021/03/19

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!

 

 トミーテックの1/12銃火器プラキット、「LittleArmory(リトルアーモリー)」シリーズの“つくりかた”スキル向上のためのHow to集「リトルアーモリー ミニチュア ガンスミス スクール Vol.3」が、当社ホビージャパンより発売となった。本書は限定プラキット「416&M320タイプ+ODカラーライフルケース」が付属する豪華版で、リトルアーモリーは初めてという方にもお薦めできる内容だ。

 そこで今月は、本書から「416タイプの組み立て方」を抜粋。ここにはリトルアーモリーのつくりかたのポイントが詰まっているので、ぜひ参考にしていただきたい。

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!

※写真のfigmaは別売です。figma原型制作/ドラゴンクラフト

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!

リトルアーモリー ミニチュア ガンスミス スクール Vol.3

  • 発行元:ホビージャパン
  • 価格:¥4,000
  • 416タイプ×1、M320タイプ×1、ODカラーライフルケース×2付属(プラキット)

 

リトルアーモリー公式HPはこちら

 

パーツの切り出し

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
ランナーからパーツを切り離す。パーツがえぐれたりしないよう、ギリギリではなくゲートを少し残すようにする

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
パーツを確認してゲート部分だけを切る。ここでもギリギリを攻めないで薄皮一枚残す感じで

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
残ったゲート跡はヤスリで削って仕上げる。粗目のヤスリで少しずつ形状を確認しながら削ろう

 

アンダーゲートの処理

 

 ストックは「アンダーゲート(組み立て後、隠れる部分にゲートを配置)」になっている。ゲート跡がパーツの合わせ目に残ると隙間の原因になるので、丁寧に仕上げよう。

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
アンダーゲートで成形されている部分。正面の合わせ目に対して凸型にゲートがある

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
まずはパーツから少し離れたところでランナーから切り離す

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
パーツをえぐらないように両面を確認しながらゲート部分を切り取り、パーツに残った部分をニッパーで薄皮一枚残すような感じで「段階的にカット」するのがコツ

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
デザインナイフでゲート跡を処理する。ナイフだとえぐりやすいので注意

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
残ったゲート跡はヤスリで削って均そう。この時パーツを合わせる面全体を均すとよい

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
左右のパーツを合わせてみて状態を確認する。どうしても隙間ができてしまう場合はパテで埋める必要がある

 

合わせ目/パーティングラインの処理

 

 パテはなるべく少量にしよう。特に無塗装派の人には黒い瞬着をパテ代わりに使うことをお薦めする。

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
隙間の部分を中心に盛り付け、硬化スプレーを吹いて硬化させ、ヤスリで削って仕上げる。曲面の場合はパーツのR(曲面)に合わせて削ること

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
ピカティニーレールはタガネを使って処理する。リトルアーモリーでは0.4mm幅と0.5mm幅があればほぼカバーできる

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
バットプレートの溝はピッチが細かいので、糸ヤスリやマイクロセラブレードの先端を使ってパーティングラインを処理するとやりやすい

 

完成

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
完成したストレート組みの416タイプ。キットは実銃のディテールをしっかり再現しており、丁寧にパーツを処理して組み上げることで、塗装しなくてもここまでカッコよくなるのだ

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
こちらは塗装仕上げ版の416タイプとM320タイプの合体バージョン

 

リトルアーモリー 「416&M320タイプ」を作ろう!
「リトルアーモリー ミニチュア ガンスミス スクール Vol.3」では、本書限定付録の416&M320タイプ+ODカラーライフルケースを用いた組み立て、塗装テクニックに加え、HK416とM320の実銃解説なども収録され読み応えのある内容となっているので、ぜひお手に取っていただきたい

 

 

製作・文:國谷忠伸/アームズマガジンウェブ編集部
©TOMYTEC

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年4月号 P.180~181より抜粋・再編集したものです。

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