2021/02/11
夜の遊園地で光線銃サバゲー!!「ファスガン」開催レポート
ファスガン
レーザータグサバゲー
2020年12月12日(土)に岐阜県美濃加茂市にある「ぎふ清流里山公園」において、テーマパーク主催のイベントとして「ファスガン」という光線銃を使ったサバゲーが開催された。その様子をレポートしよう。
日時:12月12日(土)
主催・場所:ぎふ清流里山公園
〒505-0003 岐阜県美濃加茂市山之上町2292番地1
今回のイベントの舞台である「ぎふ清流里山公園」とは、中部地方の方には旧愛称の日本昭和村という名称でお馴染みかもしれない。2018年に運営母体が変わり、名称も変更され現在はシダックスグループが指定管理者として運営している。生きた公共施設であるテーマパークでサバゲーをするという、サバゲーマーなら誰もが1度は空想する遊園地でのサバゲー。そんな夢が叶ったとも言えるイベントの様子をお伝えしていこう。
「ファスガン」とは?
まず最初に「ファスガン」というシステムについて説明しよう。ここでいう「ファスガン」というのは静岡県三島市に本拠地を置く「ファーストスナイパー」という中古エアガンショップのオーナーである原さんが独自に開発したデバイスを使うことで通常のエアガンを光線銃として使用できるようになるという画期的なものである。
この光線銃ユニットは、市販されているエアガン(14mm正逆のネジ)にそのままに取り付けることができる。そして、デバイスから発射された光線を頭部に巻きつけた受光部が感知することでヒットとなり、赤い点滅に加え搭載されたスピーカーから「退場してください」というまことに機械チックな音声が流れる仕組み。このスピーカーからはその他にも銃声や弾丸の風切り音などの音声が流れる仕組みになっている。
このファーストスナイパーのファスガンは現在のところ6ポイントヒット制となっている。スナイパーライフルだと1被弾でヒット、アサルトライフルだと3被弾でヒットになるように、銃器の特性に合わせてゲームバランスが調整されている。
また、夜戦においてはナイトビジョンなどの機器を有するか、裸眼で戦うかでもヒットポイントにハンデをつけてバランスを調整し、一方的な戦いにならないように配慮している。
サバゲー経験者であれば、誰しもが一度くらいは空想したことのあるテーマパークでのゲームは約6時間にも及んだ。12月の極寒の中、熱いゲーム展開を繰り広げた参加者からは楽しい、面白いという感想であふれていた。このために関東からはるばる遠征してきたという参加者は「実際のテーマパークを使ったサバゲーを一度やってみたかった。このために岐阜まで遠征してきてよかった」という感想や、「エアガンの射程よりもはるかに遠くの距離で撃ち合いをする光線銃サバゲーで新しい世界が開けた」などの感想が聞かれた。
PHOTO&TEXT:MIBULO/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2021年3月号 P.168~169より抜粋・再編集したものです。