エアガン

2021/01/17

【再掲・全文掲載】E&C「HK416A5 電動ガン デザートカラー」製品レビュー

 

 毎月、数えきれないほどの新作が発表されるトイガン。これはその中で特に注目を集めたトイガンをピックアップし、改めて紹介するコーナーである。今回、紹介するのはE&Cの「HK416A5 電動ガン デザートカラー」。この銃は抜粋記事をすでに公開しているが、「月刊アームズマガジン2020年12月号」にて掲載されたレポートを特別に全文掲載する。

 


 

HK416の最新版を電動ガンで再現

 

E&C「HK416A5 電動ガン デザートカラー」製品レビュー

 

特殊部隊御用達アサルトライフルの最新版

 

 現代を代表する特殊部隊向けアサルトライフルといえばヘッケラー&コックのHK416だろう。もともとはアメリカ陸軍特殊部隊デルタフォースなどの要望から開発がスタートし、今ではデルタフォースやネイビーシールズなどのアメリカ軍特殊部隊以外にもイギリスの陸軍特殊部隊SASなどでも採用されている。そんな特殊部隊御用達のHK416の最新版がHK416A5だ。基本的な構造な生かしつつ、内蔵式フリップアップ・フロントサイトが追加されたハンドガード、着脱式リアサイト、マガジンキャッチなどのコントロールレバー類がアンビ化されたことで操作性が向上しており、ドイツ軍ではG38の名称が与えられて試験配備されている。このHK416の最新版をE&Cは電動ガンで再現した。

 

E&C「HK416A5 電動ガン デザートカラー」製品レビュー
HK416から継承されたクワッド(4面)レールハンドガード。M-LOK仕様のハンドガードが全盛の中、かなりゴツく見える

 

E&C「HK416A5 電動ガン デザートカラー」製品レビュー
長さ10.5インチのアウターバレルにはバードケージタイプのフラッシュハイダーが付いている

 

E&C「HK416A5 電動ガン デザートカラー」製品レビュー
レシーバーと同色のアンビセレクターレバーもライブ。マガジンキャッチ上部のレバーはボルトキャッチだ

 

E&C「HK416A5 電動ガン デザートカラー」製品レビュー
HK416シリーズ共通のバトルグリップ。スクエアなA2グリップに比べて垂直に近いアングルとラウンドフォルムから握りやすい

 

操作系は実銃同様アンビタイプ

 

 実銃の特徴であるアンビコントロールレバー類はすべてライブで作動。フロント/リアサイトともに実銃同様に可動する。バレル長はCQB-Rに相当する10.5インチ仕様。HK416A5特有のバトルグリップやスリムラインストックがリアルに再現されている。メカボックスはオーソドックスなバージョン2タイプを採用。マガジンはUSGIマガジンとは形状が異なるHKタイプの連射マガジンが標準装備されている。

 

E&C「HK416A5 電動ガン デザートカラー」製品レビュー

ボルトキャッチ周辺には誤操作を防ぐためにガードが追加されている。アンビタイプのマガジンキャッチはライブ

 

E&C「HK416A5 電動ガン デザートカラー」製品レビュー
ハンドガード上面に内蔵されたフリップアップ式フロントサイト

 

E&C「HK416A5 電動ガン デザートカラー」製品レビュー
フロントサイトポストは実銃と同じく微調整できない

 

E&C「HK416A5 電動ガン デザートカラー」製品レビュー
フリップアップ式リアサイトは工具を使わずに着脱できる。アパーチャー部分は左右のみ微調整できる

 

E&C「HK416A5 電動ガン デザートカラー」製品レビュー
HK416特有のボリューミーなE1ストックに比べてスリムになったストック。バッテリーはバッファーチューブ内に収納する

 

 色は実銃と同じデザートカラーと、精悍な雰囲気を漂わせるオールブラックがある。サバイバルゲームはもちろんコレクションにも最適な1挺だ。

 

E&C「HK416A5 電動ガン デザートカラー」製品レビュー

 

DATA

  • 全長:710mm/795mm(ストック伸長時)
  • 重量:2,945g
  • 装弾数:300発
  • 価格:オープン
  • お問い合わせ先:キンワ
    e-mail:sales@kinwa-co.jp

 

 

  • 集弾性:70mm(20m)

 

 

  • 平均値:90.2m/s(0.81J)

※気温27℃ 東京マルイ0.20g弾使用

 

この記事は月刊アームズマガジン2020年12月号 P.86より抜粋・再編集したものです。

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