2020/10/07
いまさら聞けないメンテナンスの基本! ~実践編~
ガスブローバックガンを正しくお手入れしてみよう!
メンテナンス作業と言われるとハードル高そうなイメージがあるかも知れない。が、実はそんなことはまったくない ! 「とりあえずやってみるか」くらいのノリでメンテナンスできちゃうのである。というわけで、ドレスアップ編に引き続き愛原ありささんに東京マルイグロック17ジェン3のメンテナンスをやってもらおう!
■まずは準備!
今回メンテナンスを行なうのは、某編集部員が所有するグロックだ。数年間メンテをしていないというだけあって、なかなかのヤレっぷりである。これはメンテし甲斐がありそうだ!
ひと通り揃ったツールに興味を示す愛原嬢。初めて目にするであろうアイテム(ピンポンチ)に興味津々だ
バレル内はクリーナーがあると心強い。ここで使用するのはドロップキックプラトーンのバレルクリーナーZだ。もちろん専用品を使用するのが望ましい
シリコンオイルはエアガン専用品ならば樹脂やゴムを劣化させる心配もない。メンテナンス用品といえばコレである
緩んでは困る部分、頻繁に外さない部分のネジはネジロック剤を使用して固めてしまおう
ドライバーは必須アイテム。適正サイズを必ず選ぼう。ピンを外すためのピンポンチ(先ほどの画像)も用意しておくとより作業が捗る
KM企画のクリーニングコットン棒。その名のとおり、大きな綿棒だ。国産の上質なコットン材を使用しているので、洗浄だけでなくコーティング剤の仕上げにも使える
布製のウェスもあると便利だ。ざっくり汚れを拭き取る場合や、パーツクリーナーを吹き付ける時に周囲に飛沫が飛び散るのを防ぐなど、様々な使いみちがある
そしてこれもあると便利! パーツ類をいったん収めるバットだ。分解する時に期せずして小さなスプリングが外れたりすることがある。バットの上で作業していれば、紛失を防ぐことができるのだ
■フィールドストリッピング
道具の準備が整ったら、まずはフィールドストリッピングだ。メンテナンスの第一段階というだけでなく、大きなパーツの破損や欠落がないかもこの段階で見極めよう。それもメンテナンス作業の重要な役割だ。
作業のほとんどは取扱説明書にも記載されていることなので、じっくり読めば難しいものではないはずだ。臆せず挑戦してみよう!
■まずはクリーニングから
メンテナンスの王道、それはクリーニングである。外装はもちろんだが内部もクリーニングすることによって抵抗となる部分を減らして、新品時のコンディションに近づけるのだ。
まずは徹底的に掃除する。その手順は月刊アームズマガジン11月号でくわしく紹介しているぞ
■必要箇所にグリスアップ
メンテナンスといえばグリスアップだが、あらゆる場所にすればいいというものではない。必要な箇所に必要なだけ行なうのが望ましい。汚れを呼び寄せてしまっては、せっかくのオイルも抵抗となってしまう。
親切な取扱説明書なら注油する部分を指示されていることもある。余分なオイルは汚れや不調の元になるのでむやみにどこでも、というわけではないと心がけよう
■せっかくなので、ネジを増し締め!
分解した時には、破損や部品の欠損がないかもチェックしよう。その時、ネジの増し締めもしておくといい。ほとんど外す必要がない部分はネジロック剤を使用して固定してしまうのもいいだろう。
部品の固定にネジが使われている箇所は、分解した今が増し締めの絶好のチャンスだ。本体の破損や部品の脱落を防ぐため忘れずに行なっておこう
■組み立て&試射してフィニッシュ!
組み上がった後は、必ず試射をしてみよう。何かしらのトラブルがあれば、不具合が起きるはずだ。また、メンテナンス前とのフィーリングの違いを経験するためにも重要なのだ。
メンテナンス作業をバッチリこなした愛原さん。それほど難しい作業ではなかったようだ。それでいてこれだけハッキリ効果が現れればやり甲斐もあるというもの
TEXT:モロ☆/アームズマガジンウェブ編集部
MODEL:愛原ありさ
MAKE:高橋早登子
この記事は月刊アームズマガジン2020年11月号 P.54~59より抜粋・再編集したものです。