2020/07/19
サバゲーYouTuberにインタビュー!「彼女とサバゲー実況」
サバイバルゲーム系YouTuber「サバチューバー」の活動を追っていくことによって、今この業界の最先端を探る新企画。今回、取材を行なうのは「彼女とサバゲー実況」。彼女とサバゲーを楽しむ様子を実況するという新たなスタイルを確立したサバチューバーにインタビューしてみた。
彼女とサバゲー実況
左が「たん」、右が「ふぉい」。カップルの二人組だ
―サバゲーを始めたキッカケを教えてください。
ふぉい)元々FPSゲームが好きだったんです。サバゲーにはまったく興味なかったんですけど、友達に誘われてサバゲー行ってみたらバチクソハマっちゃって。うわ! なんだこれは! サバゲーってこんな面白いんだと。それが2年くらい前の話ですね。
たん)ふぉいに誘われて始めました。最初は銃の見せびらかしから始まったんですよ。「この銃カッコよくない? こう構えたらカッコいいよ」みたいなところから始まって。
ふぉい)いきなり戦場に行かせるのってやっぱりハードル高いんで、身近なところから触らせてあげるんですね。徐々に徐々にみたいな(笑)。
―YouTubeを始めたのはサバゲを始めてどれ位の頃ですか?
ふぉい)半年くらいですね。キッカケは、サバゲーがめちゃめちゃ面白かったのに、職場でその話をしてもやったことない人ばっかりだったんであんまり伝わらなかったんですね。これ、もうちょっと流行ってもいいんじゃないかなって思って。何か伝えられる手段あるだろうって考えたらそれがYouTubeだったんです。で、色んなサバゲー動画の中で「ゾンビ晒すマン」さんの動画見つけちゃって。なんだこれは! めっちゃわかりやすいし面白い! って思って、それを見ながら編集を真似て始めたみたいな感じです。
たん)最初は名前だけ「彼女とサバゲー実況」にするって言われてたんで、「彼女」って名前だけ貸してるつもりで、そこまでは何も思わなかったです。勝手に1人でやってるから。でも「名前貸して」から始まったのがいつの間にか「カメラ付けて」になって、顔出しもして、みたいになって…。
ふぉい)最初僕が勝手にやってるって感じだったのに、どんどん巻き込まれてるって感が(笑)。
たん)最終的に編集までやらされるという(笑)。
ふぉい)今、2本に1本は彼女が編集してます(笑)。
たん)たまに家帰って葛藤するもん私(笑)。「あれ? これが彼氏彼女の関係として当たり前なのか? それとも私は頑張ってるほうなのか?」って。なんかわかんなくなっちゃう…。
一見クールだが、いざという時に炸裂するハイセンスユーモアが持ち味の「ふぉい」。歯切れよい安定感のある話術は臨場感を盛り上げる。今回、取材で張り切りすぎたのか、自前のゴーグルをつけての登場。目の周りの痕がくっきり残ってしまっている
ふぉいに巻き込まれるようにしてサバゲー&YouTube デビュー。好対照を織りなす柔らかな口調と声は、サバゲー界随一の癒やし系といえるだろう。しかし、たまに怒る
―女性のサバゲーマーというだけでもレアリティが高いですが、その上YouTuberとして活動されていると、色々あったりしませんか?
ふぉい)僕がいる前だと特にないでしょうね。「彼女とサバゲー」って動画を上げてる分、変な人には絡まれないんですよ。というのも「彼氏いるしな」っていう前提で始まっちゃうんで。声かけてくれるのは温かい人が多いですね。お子さんもいるお父さんとか。あるとしたらたんが1人の時じゃないかな。僕聞いたことないけど…。
たん)うん、なにもないね。それに、基本私声かけられないですね。2人でいるとふぉいが声かけられます。
―2人が、サバゲー業界に期待することってありますか?
ふぉい)ちょっとでも興味持ったらやって欲しいですよね~まずは。でもそのやるって最初の一歩がハードルでかいんで、乗り越えてほしいですよね。ぜひやってください! 人生変わりますよ。新しい友達もできるしストレスも発散できるし運動不足も解消されるし。彼女ができるかどうかはわからないですけど(笑)。オススメっす!
たん)ほぼ同じです(笑)。ゾンビ晒すマンさんのチャンネルと比べるとライトな感じだから、やったことない人には見やすいかなぁって…。
ふぉい)彼女が言いたいのは「こんな人間でもサバゲー楽しめてるから、みんなだったらもっと楽しめるよ」っていうハードルの低さを演出してます(笑)。
たん)特に私は(取材当時)学生なので、こんな若い人達でも楽しめるよ、みたいな感じです。
取材直前の写真。気合の入った彼氏と、動じず落ち着いた彼女。息がぴったりなカップルサバチューバーに今後も期待だ
新進気鋭のカップルサバチューバー「彼女とサバゲー実況」。サバゲーらしからぬほんわか雰囲気に反リア充派も目が離せない。ハキハキとしたアナウンサー的なふぉいのナレーションとたんのゆるふわトーク。二人の息の合った配信をぜひ、みなさんにも楽しんでいただきたい。このインタビューの全容は「月刊アームズマガジン8月号」に掲載されている。そちらもチェックしていただければ幸いだ。
この記事は月刊アームズマガジン2020年8月号 P.174~177より抜粋・再編集したものです。
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