2020/07/04
KSC「AK74M TEG電動ガン」製品レビュー
サイクルエンハンサー搭載の第4弾!
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
電動AKのバリエーションは中身で勝負
サイクルコントロールシステムという新機構を採用した新たな電動ガンシリーズに待望のAK74Mが加わることになった。これまでのTEGシリーズはM4系ばかりであったのでロシア軍マニアにはうれしい知らせだろう。
実銃さながらのリコイルとリアルな操作で楽しませてくれたERG(エレクトリック・リコイル・ガン)の発売から2年半経ってAK74Mのバリエーションが期待されていたが、やはり電動ガンといえばサバイバルゲームへの投入は外せないので、サイクルコントロールが可能なTEGシリーズになったようだ。また同シリーズはサイクルだけがクローズアップされがちだが、同時に初速の調整もできるので、フィールドレギュレーションに合わせて事前に簡単に初速調整ができるのもサバイバルゲーマーには見逃せないところだ。
レシーバーはアルミ素材でセレクターはスチールプレス。レシーバー左側にはリベットでガッチリ固定されたサイドマウントレールが装備されている
AK74ハイダーはエッジが滑らかになった後期生産型のものだ。ハイダーを外せば14mmの逆ネジが現れる
樹脂製のフォールディングストックは意外とコンパクトな全長で日本人にもフィットする長さだ
サイクル調整は複雑な工程や分解はせずに付属のレンチを使ってボルト後端部から行なう
マガジン内の弾を撃ち尽くすと作動が停止する。新しいマガジンを装填してからボルトを引くことで作動復帰するシステムだ
樹脂製のマガジンは底部の切り替えレバーで30発か60発のどちらかに切り替えることができる
ERG譲りの作動ストップ機構は引き継がれ、マガジンも共用なのでERGオーナーなら本体の購入だけで済む。アルミボディーは軽量で剛性に優れどう構えてもギシギシいうことはない。リアルさにこだわってきたKSCが出した電動ガンのもうひとつの答えがこのAK74M TEGなのだ。
DATA
- 全長:704mm/945mm(ストック展開時)
- 全高:265mm
- 全幅:72mm
- 重量:3,260g
- 装弾数:30発/60発
- 価格:¥48,000
- お問い合わせ先:KSC
TEXT:IRON SIGHT/アームズマガジンウェブ編集部
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:本上みらの
HAIR&MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:ビレッジ2
この記事は月刊アームズマガジン2020年8月号 P.82~83より抜粋・再編集したものです。