2020/05/29
タナカ「デザートイーグル .50AE ヘビーウエイト モデルガン」製品レビュー
発火式モデルガンでド迫力のブローバックを体感せよ!
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
人気ナンバーワンのマグナムハンドガン
おそらく読者の中でデザートイーグルを知らない方はいないのではないだろうか。特に.50AE(アクション・エキスプレス)弾を使用するモデルが世界最強のオートマチックピストルという触れ込みから、一度は実銃を撃ってみたいハンドガンのベスト3にランクインするだろう。そんなデザートイーグル.50AEをタナカは発火式モデルガンで再現した。
今回再現されたのはIMI(イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ)が1992年から95年にかけて製造した「Mark VII」。多くのバリエーションの中でも人気の、まさにデザートイーグルの代名詞といえるモデルをチョイスしている。
オートでは初の7mmキャップ火薬仕様
このモデルを再現するにあたり、タナカは自社初となる7mmキャップ火薬を使用するアルミ製アルマイト仕上げカートリッジを採用。既存の5mmキャップ火薬仕様のEVOカートリッジがシャープな撃ち味と安定した発火性能、優れたメンテナンス性を実現しているだけに期待が持てる。
.50AE弾をイメージしたアルミ製アルマイト仕上げカートリッジ。ケース内にスリーブとトップ、アンビルが収まるEVOカートリッジの構造を踏襲しており、7mmキャップ火薬仕様となっている。ヘッドはリアルなカッパー色
フレームやスライドにはヘビーウエイト樹脂、バレルには耐衝撃性・耐候性に優れる強化樹脂を採用。オーバー1kgの重量感と耐久性を両立させている。
独特な形状のバレルは耐久性に優れる強化樹脂製。バレル上面にはピストルスコープなどが搭載できるマウントベースが設けられている
実銃同様のプロセスでフィールドストリップが可能。細めのリコイルスプリングが2本付属しているのがデザートイーグルの特徴だ
スライド側にはロッキングラグ、チャンバー側にはロッキングリセスが設けられており、まるでアサルトライフルのようなパーツ構成となっている
実際に撃ってみると、まずは.50口径あるカートリッジの大きさに圧倒されてしまう。マガジンにカートリッジを装填し、チャンバーにロードするところから緊張感が漂う。そしてトリガーを引くと発火と同時に巨大なスライドがフルストロークで勢いよくブローバックする。その様子は圧巻の一言で、思わず目をつぶりたくなる。
スライドキャッチの位置はフルストロークとなっており、全弾撃ち終えるとリコイルショックの余韻を残してスライドがホールドオープンする
異次元のブローバックが体感できるタナカのデザートイーグル.50AE。発火式モデルガンの醍醐味とはまさにこのことだろう。モデルガンマニアならずともきっと病み付きになるはずだ。
※写真は試作品です。量産品とは細部が異なる場合があります
DATA
- 全長:272mm
- 全高:160mm
- 全幅:47mm
- 重量:1,035g(カートリッジ含まず)
- 装弾数:7発
- 価格:予価¥32,800(鋭意製作中、発売日未定)
- お問い合わせ先:タナカ
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2020年7月号 P.82~83より抜粋・再編集したものです。