2020/05/07
モデルガン組立キットを作る!~S&W M19 4inch HWナチュラル 組立キット~
トイガンの分解、組み立ては楽しい! どんな銃にも連射機構や安全装置など様々な工夫が詰め込まれていて、似たような外観でも内部構造はまったく異なっていたり、独特の機構が搭載されていたりするので、それを知るのも銃の大きな楽しみのひとつだ。モデルガンの組み立てキットは完成品より価格も安く、マニュアルも完成品より詳しいので、もういいことしかない。この機会にモデルガンのキットの組み立てにチャレンジしてみよう!
現在発売中の月刊アームズマガジン6月号では、トルネード吉田氏の詳しい解説付きでモデルガンキット組み立ての様子をお届けしている。
S&W M19 4inch HWナチュラル 組立キット
今回組み立てるキットは、ハートフォードのS&W M19の銃身長4インチモデルだ。M19はM29、M36チーフ、そしてコルトのパイソン等と並んでモダン・ダブルアクションリボルバーの絶対定番、昔からたくさんの映画やマンガ、アニメで活躍してきた名銃だ。
DATA
- 全長:238mm
- 重量:約650g
- 装弾数:6発
- 価格:¥17,500
- お問い合わせ先:ハートフォード
キットの箱の中身
このキットは箱から出すと、本体の主要パーツといくつかのビニールの小袋に入った部品類に分けられる。この小袋はユニットごとに小分けされているので、いきなりすべてを開封してはダメだ。説明書にしたがって、ひとつひとつ袋を開けていこう。
シリンダーユニットを完成させたところ。ロッドを押してエキストラクターがスムーズに出たり入ったりするか、作動をチェックしてみよう
ハンマーユニット。ハンマーは分解写真のとおり、可動するハンマーノーズ(撃針)と、ダブルアクション用のシア、ハンマースプリングと連結するステアラップで構成。ここも取り付けたら可動をチェックだ
完成したトリガーユニット
このM19キットの最大の難関であるリバウンド・スライドの取り付けが完了したところ
シリンダーヨークの固定も兼ねるサイドプレートの3本目のスクリューを締めて銃本体は完成
フレーム両側にグリップを取り付け、グリップスクリューで締めて、ついにキットの組み立てがすべて完成!
ひととおり組み上げたら銃がきちんと作動するか、シングルアクション、ダブルアクションとも、それぞれ装弾数の6回は少なくとも確認。シリンダーのスイングアウトもスムーズにできるかも忘れずに。
いや~、M19の組み立ては気分が高まるわ~! やはり自分で組み上げた銃は愛着、増し増しだ。この製作の全容は、月刊アームズマガジン6月号をぜひ見ていただきたい。
TEXT:トルネード吉田/アームズマガジンウェブ編集部
撮影協力:ハートフォード
この記事は月刊アームズマガジン2020年6月号 P.74~75より抜粋・再編集したものです。