2020/02/03
ウエスタンアームズの「ハリウッド映画に描かれた銃」2機種をレビュー
ウエスタンアームズ
ベレッタM9 ハートロッカーバトルダメージ
アメリカ軍制式拳銃を映画のイメージで再現
アカデミー賞を受賞した近代戦争アクションの傑作『ハート・ロッカー』はイラクを舞台に爆弾処理班の活躍を描いた作品だ。劇中において、主人公は爆弾処理用の耐爆スーツを着用し、唯一自衛用としてM9ピストルを装備する。
そんな劇中に登場するいかにも使い込まれた風合いのM9ピストルを“バトルダメージフィニッシュ”で再現。スライドには米軍仕様の刻印が入れられている。
ベレッタUSA刻印が入った米軍のミリタリー刻印をリアルに再現。ズシリとした重量感はWAのベレッタ92F系ならでは
ダイキャストの外装系パーツに至るまでハンドポリッシュでエイジング処理を行なわれている
比重の高いヘビーウエイト樹脂(カーボンブラック)に使い込まれた金属のようにエイジング&ウエザリング処理が施されている
いかにも軍用らしいマットブラック仕上げのHW樹脂製のグリップパネルにはベレッタマークが入る
熟成されたマグナブローバックメカと可変ホップアップシステムにより安定した性能を発揮。1kgオーバーの本体は手に取ってみればその重量感に圧倒される。限定少量生産モデルでなかなか入手しにくいので、売り切れになる前に買っておきたい。
DATA
- 全長:217mm
- 全高:142mm
- 全幅:38mm
- 重量:1,048g
- 装弾数:25発
- 価格:¥33,000
ウエスタンアームズ
コルトM1991A1 コンパクト“HEAT” リアルスチールver.
LAPDの凄腕刑事の愛用銃
プロの犯罪者グループとそれを追い詰めるLAPDの刑事たちの苦闘を描いたクライムアクション映画『HEAT』はガンマニアの間では伝説の映画だ。公開から20年以上たった今でも色褪せない。
そんな劇中の追撃戦でLAPDの刑事が握っていた銃がコルトM199A1コンパクトだった。WAではこの“ヒート”仕様のコルトM1991A1を完全再現。
表面は熟練スタッフによるポリッシュ加工でエッジのブルーイングが剥げ、使い込まれたリアルなリアルスチール・フィニッシュが施されている。そしてマストアイテムのアイボリーカラーのスムースグリップも装着され、マニアも納得の出来になっている。
うっすらとエッジ部がかすれ、使い込まれた感じが再現されている。本物のカーボンスチールと見紛うほどの仕上がりだ
インナーバレルは目立たないように黒染めされたものが使われている。アウターバレルも焼けた鉄色で再現するほど凝った仕様だ
エジェクションポート前部が広げられており、メタルチャンバーにはCOLT .45AUTOの刻印が入れられている
夜のシーンが多いことから監督の要請で交換されたアイボリーグリップは新規に製作
DATA
- 全長:183mm
- 全高:132mm
- 全幅:35mm
- 重量:724g
- 装弾数:19発
- 価格:¥43,000
- お問い合わせ先:WA渋谷店
TEL:03-3407-5922
TEXT:IRON SIGHT
この記事は月刊アームズマガジン2020年3月号 P.84より抜粋・再編集したものです。