2019/10/21
MULE「デリンジャーエングレーブ・パールグリップVer.」製品レビュー
わずか100挺! フジカンパニー限定モデル
●往年の西部劇で活躍した名脇役ふたたび
ウエスタンファンにとってデリンジャーは欠かせない名脇役だろう。サルーンのテーブルでカードゲームをやっていて、「いかさまだ!」などといって銃を抜いて暴れ出すヤツを、プロのギャンブラーが密かに手にしたデリンジャーで牽制する場面など、西部劇映画の名場面の1つになっている。
そのデリンジャーといえば、レミントンのダブル・デリンジャーのことで、何度も製品化されている。そんな人気銃デリンジャーの最新モデルで、もっともリアルに再現されたのがMULEのモデルガンだ。
特にテーパーの付いたバレルは初めて再現された。さらに刻印違いも作られ、コアなコレクターをも喜ばせたのは記憶に新しいところ。
●MULEの名銃をベースにしたカスタム仕様
そんなMULEの名銃をベースにした100挺限定のフジカンパニーとのコラボモデルがリリースされる。
ベースは1888年から1911年にかけて製造されたモデルで、REMINGTON ARMS CO.,ILLION, N.Y.の刻印があるタイプ。全表面のおよそ1/2に彫刻を施し、高級感あふれる特製パールグリップを装着。さらにフレーム内にウエイトを組み込み、30g強の重量アップにより、カートリッジを含めるとほぼ実銃と同じ重さを実現した。
バレル上面にはREMINGTON ARMS CO., ILLION, N.Y.の刻印
独特の透明感があるツヤと色合い。高級感が漂う
グリップ内にはメインスプリングとラチェットスプリングが収められている
クリップ部には内部のスプリングを留めるスクリューが2つ。これがまたリアル
ちょうどグリップの内側の位置に、合計30g強となるウェイトが入れられている
5mm×2と7mm×1のトリプルキャップ仕様で、発火させれば轟音を発する
限定100挺での発売だが、木製チェッカーグリップに換装したモデルが一般販売される予定だという。
DATA
- 全長:123mm
- 全高:82mm
- 全幅:30mm
- 重量:324g
- 装弾数:2発
- 価格:¥24,800(FC流通限定100挺)
- お問い合わせ先:フジカンパニー
TEL:03-3622-1477
TEXT:アームズマガジン編集部
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:本上みらの
HAIR&MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:東京サバゲパーク
この記事は月刊アームズマガジン2019年11月号 P.94より抜粋・再編集したものです。