エアガン

2019/05/24

ハートフォード「ナガンリボルバーM1895モデルガン」製品レビュー

 

またまたハートフォードからユニークな歴史的1挺!

 

 

ハートフォード「ナガンリボルバーM1895モデルガン」製品レビュー

 

 

●7連発ガスシールリボルバー

 

 帝政ロシアの最初の金属カートリッジ式制式軍用拳銃はS&Wのモデル3ラシアンだったが、その後継モデルとして選定されたのがベルギーのナガン兄弟が設計したナガンリボルバー。ロシアでの制式採用年からナガンM1895とも呼ばれる。最大の特徴は発射の際、シリンダーが前進してバレル後端とかみ合い、さらに弾丸部分まで覆うカートリッジケースがバレル内に入り込むことで、発射ガスを漏れないようにすること。そのためガスシールリボルバーとも呼ばれている。また唯一サウンドサプレッサーの効果があるリボルバーともされる。銃の歴史好き、メカ好き、クラッシックガン好きにはたまらないお宝リボルバーだ。

 

(写真は試作品です。量産品とは細部が異なる場合があります)

 

 

ハートフォード「ナガンリボルバーM1895モデルガン」製品レビュー

ナガンらしいシリンダー。これが前後に動くのか…想像しただけで感動

 

ハートフォード「ナガンリボルバーM1895モデルガン」製品レビュー

軍用とは言え、7.62mm口径で、全長約23cmは意外と小ぶり。フレームは手の平に収まる感じ

 

ハートフォード「ナガンリボルバーM1895モデルガン」製品レビュー

金属パーツとして作られるゲートはまだないが、おそらくハンマーも金属製になるのではないかと思われる

 

ハートフォード「ナガンリボルバーM1895モデルガン」製品レビュー

段付きのバレル。フロントサイトは金属製の別部品になるらしい。エジェクターもまだない

 

ハートフォード「ナガンリボルバーM1895モデルガン」製品レビュー

ストロークが長めで重いとされるトリガー。一体どんな感じで仕上がるのか

 

ハートフォード「ナガンリボルバーM1895モデルガン」製品レビュー

試作には実物の木製グリップが装着されているが、製品版でも木製グリップが標準装備されるという

 

 

●ついにヴェールを脱いだビンテージレプリカモデルガン最新作

 

 実はこのモデル、2016年に製作発表されていた。いつ出るか、いつ出るかと、ファンの間では大きな話題となっていた。一部では立ち消えかという声も囁かれ始めていたのだが、どうやらそれがハートフォードの耳にも届き、今回の試作公開となったようだ。それは粉体造型で、内部メカニズムはもちろん、金属で製作予定のフロントサイトやランヤードリング、ゲートなどが取り付けられていないものの、グッと実現性が高まり、より一層期待も高まる。なんと装着されている木製グリップは実物だという。
 ああ、発売が待ち遠しい。なぜ、ナガンだったのか。それは二十六年式拳銃、スタールリボルバーに続く独立したシリンダーストップのないリボルバーだから、ということらしい!!

 

 

DATA

 

 

TEXT:アームズマガジン編集部

 

 


この記事は月刊アームズマガジン2019年6月号 P.82より抜粋・再編集したものです。

 

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