エアガン

2025/03/01

4インチのステンレスフィニッシュが再登場「タナカ コルトパイソン.357マグナム4インチ “R-model” ステンレスフィニッシュガスガン」

 

新しいステンレスメッキの採用でより美しく進化

 

タナカ コルトパイソン.357マグナム4インチ “R-model” ステンレスフィニッシュガスガン

 

 1970年代後半以降、錆に強く丈夫なステンレススチールが銃の主要素材として使われるようになった。ステンレススチール化の波はマイナーメーカーからはじまり、1980年代半ばにかけてメジャーメーカーに浸透し始めた。コルトを代表するダブルアクションリボルバーであるパイソンは美しいガンブルー仕様や磨き込まれたブライトニッケルメッキ仕様が有名だが、ステンレススチール化はパイソンも例外ではなかった。
 ステンレススチール版のパイソンは、磨き込まれたテカテカのアルティメットブライトステンレスモデルも存在したが、多くはステンレススチールの地色を生かしたセミマット仕様だった。往年のパイソンが放つ艶やかなガンブルーの色合いは失ったものの、錆びにくく丈夫であることから実用性が高まったことで法執行機関のオフィサーから支持を得た。そんなステンレススチール版のパイソン4インチをタナカはガスガン化している。

 

タナカ コルトパイソン.357マグナム4インチ “R-model” ステンレスフィニッシュガスガン

 

 このモデルはレギュラーモデルだが、新しいステンレスメッキに変更になり再販される。ステンレススチールの質感はステンレスメッキで再現され、素材を問わず均質な仕上げが施されている。ガンブルー仕上げとは異なる重量感・高級感が漂う。レッドランプ付きのフロントサイトやアジャスタブルリアサイトはブラック仕上げなのでサイトピクチャーに影響を与えない。グリップは定番のオーバーサイズでステンレスとの相性はいい。

 

 

タナカ コルトパイソン.357マグナム4インチ “R-model” ステンレスフィニッシュガスガン
4インチバレルやフレームにはガンブルーともニッケルメッキとも異なる硬質な色合いが特徴のステンレスメッキが施されている

 

タナカ コルトパイソン.357マグナム4インチ “R-model” ステンレスフィニッシュガスガン
ブラック仕上げのランプドタイプのフロントサイトにはレッドインサートが入れられている

 

タナカ コルトパイソン.357マグナム4インチ “R-model” ステンレスフィニッシュガスガン
実銃同様に上下左右に微調整可能なリアサイト。バレルとフレーム上面は反射防止のためのブラスト仕上げとなっている

 

タナカ コルトパイソン.357マグナム4インチ “R-model” ステンレスフィニッシュガスガン
ペガサス式リボルバーはシリンダー内にガスタンクとマガジンが内蔵されている。シリンダー後面にはダミーカートが配されている

 

タナカ コルトパイソン.357マグナム4インチ “R-model” ステンレスフィニッシュガスガン
R-model仕様のトリガー/ハンマーメカ。実銃同様のトリガーフィーリングに加えて耐久性・作動性が向上している

 

タナカ コルトパイソン.357マグナム4インチ “R-model” ステンレスフィニッシュガスガン
アールが強く前面にグルーブが刻まれたパイソン特有のトリガー。シングルアクションモードにすると指の位置がピタリと決まる

 

タナカ コルトパイソン.357マグナム4インチ “R-model” ステンレスフィニッシュガスガン
指掛け部分が大きいハンマー。ファイアリングピンはフレーム側に設けられている

 

タナカ コルトパイソン.357マグナム4インチ “R-model” ステンレスフィニッシュガスガン
オーバーサイズグリップ内には重量増加のためのウエイトが内蔵されている

 

 内部メカは定評のあるR-model仕様となっておりコルト特有のトリガーフィーリングが体感できる。今回紹介したのは4インチだが6インチもラインアップされている。モダンなステンレスフィニッシュのこのモデルはファンなら手にしておきたい1挺だ。

 

タナカ コルトパイソン.357マグナム4インチ “R-model” ステンレスフィニッシュガスガン

 

*写真は試作品です。実際の製品とは異なる場合があります


 

タナカ
コルトパイソン.357マグナム4インチ “R-model” ステンレスフィニッシュガスガン

 

DATA

  • 全長:243mm
  • 全高:142mm
  • 全幅:41mm
  • 重量:640g
  • 装弾数:12発
  • 価格:¥39,380(2025年3月中頃発売予定)
  • お問い合わせ先:タナカ

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年4月号に掲載されたものです。

 

※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反(複製権、公衆送信権の侵害)に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

Twitter

RELATED NEWS 関連記事

×
×