2025/03/15
陸海空ねこの自衛隊日記 第5回「自衛隊の学校長の感動と爆笑のロングインタビュー!?」【01】
自衛隊をネコの目線から取材!
ある日、とある防衛施設に3匹の猫が迷い込み、そこで面倒をみてもらうことになりました。それぞれ「りくお」「うみすけ」「そらた」と名付けられた猫たち。お守り役の陸上自衛官「陸辺 周彌」海上自衛官「海瀬 旭傳」航空自衛官「空本 祐宇」を振り回しながら、お気に入りの装備品や手拭いを身に付け、今日も元気に施設を駆け回る日々を過ごしています。
そんなお気に入りのそれぞれのアイテムを身に着けた「じえねこ」が、今回アームズマガジンの「ねこライター」に就任!
ねこライター目線での自衛隊に関するレポートをお楽しみください!
りくお
66式鉄帽がお気に入りの少し丸めなねこライター。真面目な性格。陸上自衛隊を担当
うみすけ
水兵帽(猫サイズ)がお気に入りのもふもふなねこライター。マイペースな性格。海上自衛隊を担当
そらた
鷲の目型航空眼鏡(猫サイズ)がお気に入りの長身細身なねこライター。考えるより先に手が出る。航空自衛隊を担当
第5回 Part1
自衛隊の学校長の感動と爆笑のロングインタビュー!?
アームズマガジン読者の皆様、こんにちは! じえねこの「りくお」「うみすけ」「そらた」と言います! これからぼくたちが「ねこライター」として自衛隊について、ねこ目線でお伝えしていきますのでよろしくおねがいします!
早速ですが、今回は「陸上自衛隊 小平駐屯地」にお伺いします!
おおおー駐屯地の取材だぁ!
駐屯地の取材って何をするの?
今回、小平駐屯地の広報班長さんのご厚意で、なんと小平学校長兼ねて小平駐屯地司令(以下、学校長)さんへのインタビュー取材が実現しました!
なんですと!?
陸上自衛隊 小平駐屯地は、陸上自衛隊小平学校等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地で、小平学校長兼ねて小平駐屯地司令という駐屯地の代表がいらっしゃる駐屯地だよ。
自衛隊の学校の校長先生はどういう人なのだろうね!
そうだよね、知らないことがたくさんあるので、小平駐屯地に伺ってお話を聞いてきます!
じえねこは、東京都小平市にある陸上自衛隊 小平駐屯地に学校長と最先任上級曹長にインタビューのために会いに行くのであった。
自衛隊学校の校長先生にインタビュー
今日は気軽にお話ができたらと思いますが、緊張しているのでお手柔らかにお願いします(笑)
はーい!よろしくお願いします!!
早速ですが、お名前と階級を教えてください。
第15代小平学校長兼ねて小平駐屯地司令の宮崎紀彦陸将補です。
学校長のご経歴とこれまで担当されたお仕事内容について教えてください。
平成5年に防衛大学校(略称:防大)に入隊しまして、平成9年に卒業しました。
防大時代は、棒倒しと柔道しかやってこなかった感じですかね(笑)
その後、幹部候補生学校に入学して卒業後となる平成10年3月に伊丹駐屯地にある中部方面会計隊に配属となりました。愛知県名古屋市にある守山駐屯地と滋賀県大津市にある大津駐屯地の会計隊で、それぞれ2年ほど勤務をしました。
平成14年8月から小平学校で会計教育部の教官として、ここでは4年と長く勤務させていただきました。経理教官として会計職種の陸曹と幹部に主に給与と退職手当の授業を行いました。
そこから平成18年10月からCGS(※1)に2年間入校させていただきまして、平成20年8月から補給統制本部の装備計画部装備主計課に1年半いました。
平成22年3月から青森県の青森駐屯地の第380会計隊長をしまして、最後の最後で3.11東日本大震災がありまして1か月ほど延長期間がありまして都合約1年おりました。
平成23年4月から陸上幕僚監部監理部の会計課予算班で勤務しまして、3年間ここで主に予算編成の業務に携わりました。そのあと平成26年3月に部内移動で防衛部防衛課の防衛班で2年間勤務をしました。
平成28年3月にAGS(※2)に1年間入校をさせていただきました。AGSを出た平成29年3月から陸上幕僚監部監理部会計課の予算班長として勤務し、予算の編成と予算の執行を担当していました。
平成31年3月から北海道の千歳にある東千歳駐屯地の第7後方支援連隊の連隊長として1年半勤務させていただきました。この頃はコロナ過で業務がなかなか難しい時期でしたが、充実した勤務をさせてもらいました。
令和2年3月からは陸上幕僚監部監理部の会計課長として市ヶ谷で勤務をしまして、会計業務全般を取り仕切る職務を2年半行いました。
令和5年3月から兵庫県の地方協力本部長に着任して1年間業務を行いました。
そして令和6年3月から現職を務めさせていただいております。
組織運営を担う部分をお仕事としてされてきたのですね!
専門的な肩書ばかり!
経理業務一筋ですね!
ホントに肩書が偏っていますよねぇ~!(笑)
予算に関わる業務が多かったですよね。
お話を聞いているとそういうところのお仕事が多かった印象はあります。
補給統制本部にいたときも、どちらかというと補給というよりも予算の業務、執行の業務がメインの部署だったので、そこから数えると10年ぐらいは予算に携わっていますね。
学校長に就任されての所感をお聞かせください。
本当に光栄です。
ありがたい巡りあわせだと思っていまして、当時は業務学校だったのですがBOC(※3)、AOC(※4)をここで学ばせていただいていますし、教官としても勤務をさせてもらっていますので、母校ですね。
「心のふるさと」と言えるその場所で学校長をやらせてもらえるのは本当にありがたい人事だなと思っていますが、反面その分、プレッシャーと言いますか、「しっかりやんないとな」という気持ちを非常に思います(笑)
陸上自衛隊小平学校・小平駐屯地の公式ウェブサイトの「学校長兼駐屯地司令挨拶」にて「駐屯地司令として『融和共生』を掲げ、その実現に向けて小平駐屯地を運営していきます」と述べられていますが、この「融和共生」について教えてください。
意味はそのままかなと思っているのですが、小平学校は総務部があって、警務、会計、人事、法務、システムというそれぞれに教育部があります。
個々に専門的な知識や技量を教えるという任務を持っているのですけれど、加えて駐屯地になると、情報学校の第二教育部などもあります。
それぞれにやっていますことは専門性が高いのですけども、相互に関連する部分はたくさんあります。
そういったものがしっかりと協調しながら学校や駐屯地を運営するというのは非常に大事だと思いますので、その意味でお互いにお互いを高め合っていくことを考えて、あとここは70周年を迎える駐屯地ですので、地域の皆様とも一緒に融和をしていきともに歩んでいけたらということから「融和共生」と言わせていただいております!(笑)
おー、すばらしい!(笑)
学校長から見た小平学校の特徴(ここが他の駐屯地と違う、ここがすごい、など)を教えてください。
ホントにすごいですよ!(笑)
言い切ったことがすごい!(笑)
手前味噌ですけどね(笑)
小平駐屯地は有名なので知っている方も多いとは思いますが、その中にある小平学校はどういう学校なのかを一般の方は知らないと思います。
僕も知らない・・・
そこを是非教えてください!
そうですね、小平学校のような職種学校(※5)というのは富士学校、それぞれの需品学校や航空学校、武器学校などがあります。
富士学校は少し違いますが、それらは単一の職種がメインですね。その中で小平学校は、会計と警務という職種(※6)がふたつもありますし、職域という教育があるので、法務や人事、システム運用というものがあります。
平たく言うと雑多と言えば雑多ですけど、それは国を守るという自衛隊の任務を底辺で支えるという業務ですので、それを普及して教育するのは唯一ここしかないです。
そういう学校なので素晴らしいですし、重要だと思っています。
学校長として、今後小平学校をどのようにしていきたいですか。
私が常々みんなに言っているのは「小平で駐屯地として運営するうえで困っていることは、当然全国の駐屯地でも困っていること」ですね。
そういう風に現場が困っていることは、教えている以上は小平の責任であると思っています。
現場の人間が困らないように教育機関としてやるべきことを果たしていかないといけないということがひとつです。
もうひとつは、防衛力抜本的強化ということで色々な新しい機能を充実させます。
そういう取り組みをいっぱいやっていますけども、それぞれが機能を発揮して強化していくためには、業務を回わさないと積みあがっていかない部分ですので、そういう意味でいままさにその業務をしっかり回していくという観点で、たくさんの学生が学びに来ますので、しっかりと教育をして人的強化に貢献していかないといけないです。
そういう意味でみんなが協力をし合いながら享受を持ってやっていければとは思います。
素晴らしい!
かっこいい!
難しい言葉が多いけど、凄いことを言っているのはわかる!
まだ固いですかね(笑)
ギャップがかっこいいです!(笑)
あとでゆるいことを聞くので、その時はお願いします!
…次回へ続く
注釈
※1 CGS(Command and General Staff Course)
CGSは陸上自衛隊の指揮幕僚課程の英称で、上級指揮官と幕僚に必要な戦術的・戦略的知識及び技能と連隊規模の部隊運用に必要な統率力・判断力の付与を目的とした課程である。教育期間は66週となるため、陸自幹部自衛官の教育課程の中で最も長期である。
※2 AGS(Advanced Command and General Staff Course)
AGSは陸上自衛隊の幹部高級課程の英称で、高級指揮官や幕僚に求められる戦略的・戦術的知識および技能と、師団以上の規模の部隊運用に必要な統率力・判断力の付与を目的とした教育を受ける。教育機関は30週である。
※3 BOC(Basic Officer's Course)
BOCは幹部初期課程の英称で、陸上自衛隊所属の幹部自衛官にとって必修課程である。
※4 AOC (Advance Officer's Course)
AOCは幹部上級課程の英称で、陸上自衛隊所属の幹部自衛官の中でも三等陸佐昇任志願者の必修課程である。
※5 自衛隊が、日本の平和と秩序の維持という任務遂行に必要な技能を確実に身につけさせるための数多くの教育制度を整えているが、それを指導実行する学校のことである。富士学校・高射学校・航空学校・施設学校・通信学校・武器学校・需品学校・輸送学校・小平学校・衛生学校・化学学校がそれである。
※6 陸上自衛隊には普通科・機甲科・特科(野戦)・特科(高射)・情報科・航空科・施設科・システム通信科・武器科・需品科・輸送科・化学科・警務科・会計科・衛生科・音楽科という現在16の職種がある。
ねこライター情報
陸上自衛隊 小平駐屯地
陸上自衛隊 小平駐屯地は、旧陸軍経理学校跡地に創設された自衛隊の警務や会計及び人事等実務全般にわたる幅広い教育を行う小平学校と、語学教育等を担任する情報学校第2教育部が主に所在し「実学の府」として全国の自衛隊員を対象に教育が行われている。小平駐屯地の駐屯地司令は、陸上自衛隊小平学校長が兼務されている。小平駐屯地では、駐屯地開放が行われて内部を見学できる機会もあるので公式Xからの情報を確認してみよう!
TEXT:じえねこ
TEXTサポート:Ghost(Ghost in the Dark)
イラスト:御山堂
協力: 陸上自衛隊 小平駐屯地
HP:https://www.mod.go.jp/gsdf/kodaira/index2.htm
公式X:https://x.com/jgsdf_kodairapr
住所:〒187-0044 東京都小平市喜平町2丁目3−1
TEL:042-322-0661
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