2019/04/29
優勝賞金10万円! UAB準公式戦となるオリジナルイベント「BATTLE SHOWDOWN 2 ON 2」開催
2019年4月28日(日)、千葉県八千代市のモケイパドック・アリーナシャングリラにて「BATTLE SHOWDOWN 2ON 2」が開催された。このイベントはここ数年人気が高まっているUAB(Ultimate Airsoft Battle)の準公式戦であり、インドアフィールド・アリーナシャングリラのオープン1周年記念イベントとしても位置づけられている。
それだけに優勝賞金はなんと10万円、その他副賞も計10万円という豪華なイベントだ
レギュレーションは通常のUAB競技よりタテ長のフィールド(19x6.5m)を用い、2対2で3分間のゲームを行なうというのが基本スタイル
使用銃器や服装規定などはUABレギュレーションに準じるが、不確定要素が加味されているのがこのイベントならではのポイント
それがこの「クジ」による使用銃器の指定。参加チームのプレーヤーは入場前にクジを引くが、「白」が出れば自分のエアガンを使うことができる(装弾数は100発)
しかし「青」を引いてしまうと「アリーナシャングリラのレンタル電動ガン」を使わなければならない。しかも装弾数は15発のみ!
さらに「赤」を引くと使用するのは「エアコッキングハンドガン」になってしまう。ただ、装弾数は25発(1マガジン)なので人によってはレンタル電動ガンより有利に感じるかも?
さて、この日のイベントには14チーム・計28人のプレーヤーが参戦。まず予選リーグはクジ引きでAグループとBグループに分け、各グループ内での総当たり戦。つまり予選はAとBの各グループで21戦ずつ行なわれることになる。
トレーサーの発光チェックを行ない、握手を交わしてゲームスタート
フィールド内に複数の審判が常駐するのはUABならではの光景だ
スタートポジションは「壁にマズルを押し付けた銃」を「両手で持った状態」となる
試合展開は極めてスピーディ。早ければ10秒ほどで決着が付き、時間切れにもつれ込んだのは数ゲームだけだった。そんなゲーム中の様子は以下の通り。
なかにはゲーム開始と同時にエアコキハンドガンが壊れるトラブルも!ちなみにこのプレーヤーは相手の動向報告や囮など銃を撃たずに奮戦した。そして、UABといえば使用されるエアガンが特徴的なことでも知られている。
「実銃のレプリカ」ではなく「競技に勝つためのエアソフトガン」としてサバゲーとは違う独自の進化を遂げているのだ。
その多くは「軽さ」「トリガーレスポンス」「取り回し」といった点を重視してカスタムされている
決勝はA・Bグループから予選を勝ち抜いた2チームずつ、計4チームによるトーナメント方式で競われた。
そんなハードな決勝を勝ち抜いて賞金を獲得したのは以下のチーム。
まず3位は賞金2万円。ゲットしたチームは「パンティxパンティ」
コメント「チーム名がアレなので今日で解散です」
準優勝は男女ペアの「69HOMIES」。賞金5万円をゲット
コメント「賞金の取り分はこれから決めます」
そして優勝は「アジアンティーク立川」。賞金はなんと10万円!
コメント「どっちが10万円を取るか、この後1 on 1で決着をつけます!」
その他、ブービー賞や協賛品などの発表もあり最後の最後まで盛り上がったこのイベント。勝敗を追求するUABをベースにしつつ、そこにクジなど運要素をバランスよく加えた興味深いイベントだった。
【UABとは?】
「Ultimate Airsoft Battle」の略称で、サバイバルゲームでもシューティングマッチでもないエアソフトスポーツの新潮流。最大の特徴はイコールコンディションの徹底で、統一されたルールや規格化されたフィールド、複数の公認審判の導入などによって厳正な「試合」が可能になっている。さらに禁止行為へのペナルティや審判によるサポートなど自己申告が基本となるサバゲーとは一線を画すレベルの競技性を実現している。
このイベントの詳報は、月刊アームズマガジン7月号(5月27日発売)にて掲載予定です。