エアガン

2024/12/31

ワルサーPPシリーズの原点を初再現「マルゼン ワルサーPP ブローバックブラック」

 

シリーズ三兄弟の“長兄”がガスブローバックガンに

 

マルゼン ワルサーPP ブローバックブラック

 

 多くのマニアから称賛を浴びたワルサーPPKに続いて、今度はワルサーPPシリーズの原点とも言えるワルサーPP(以下PP)がマルゼンから発売された。

 

マルゼン ワルサーPP ブローバックブラック

 

 実銃のPPは1929年に警察用ピストル(ポリツァイ・ピストーレ=PP)として開発された。口径は9mmクルツ(.380ACP)、携行性に優れる左右の厚みを抑えたスリムなボディにストレートブローバックの発射方式、シングル/ダブルアクショントリガーにハンマーデコッキング機能を備えた、当時としては最新鋭のコンパクトオートであった。
 このモデルをベースに、スライドとフレーム、マガジンを短くしてさらに携行性を高めたのがPPKである。そしてワルサーPPシリーズ三兄弟の末っ子であるPPK/Sは、アメリカの輸入規制に適合させるためにPPのフレームにPPKのスライドとバレルを組み合わせたものである。操作性やデザインコンセプトは3挺とも共通で、サイズはPPがいちばん大きく、PPKがいちばんコンパクトで、それらの中間がPPK/Sである。参考までに次の比較画像をご覧いただくと3モデルの違いがわかりやすいだろう。

 

マルゼン ワルサーPP ブローバックブラック
マルゼンのワルサーPPシリーズ三兄弟を、実銃が開発された年代順に上から並べてみたところ。上からPP、PPK、PPK/S。PPKは全体にコンパクトになっただけではなくグリップの左右幅も抑えられているのがわかる

 

 ワルサーPPシリーズ三兄弟の長兄であるPPをマルゼンは初トイガン化。先行して発売されている同社のPPK/Sをベースにスライドを再設計。PPK、PPK/Sより前側が約15mm長いスライドとバレルにPPK/Sと共通のフレームが組み合わされている。ワルサーとの正式契約により実銃同様の各部の刻印やワルサーバナーが再現されている。マガジンはPPK/Sと共用可能。

 

 

マルゼン ワルサーPP ブローバックブラック
PPシリーズの特徴であるマズルに向かって絞り込まれたスライド先端。リコイルスプリングはバレルを覆うように備えられている

 

マルゼン ワルサーPP ブローバックブラック
ワルサーとの正式契約によりスライド左側にはワルサーバナーや銃名。生産国名、口径表示がリアルに再現されている

 

マルゼン ワルサーPP ブローバックブラック
スライドとフレーム右側はシリアルナンバーとプルーフマークが施されている

 

マルゼン ワルサーPP ブローバックブラック
ワルサーバナー入りのチェッカーグリップ、フレームともにPPK/Sと共通

 

マルゼン ワルサーPP ブローバックブラック
スライドトップには波状の反射防止溝が施されている。フロント/リアサイトともに携行性を重視したロープロファイルタイプ

 

マルゼン ワルサーPP ブローバックブラック
シングル/ダブルアクション式のトリガー。ボタン式のマガジンキャッチはトリガー後方に設けられている

 

マルゼン ワルサーPP ブローバックブラック
デコッキングレバーはスライド後部左側に設けられており、衣服等に引っ掛かりにくい形状となっている

 

マルゼン ワルサーPP ブローバックブラック
装弾数22発のマガジンはPPK/Sと共用可能。マガジンにもワルサーバナーがしっかり刻まれている

 

 内部にはマルゼン独自のアドバンスシュート・ブローバックエンジンが搭載されており、コンパクトオートらしい小気味よいブローバックアクションが味わえる。PPK/S、PPKとともに実銃同様のプロセスでフィールドストリップが可能だ。
 PPが加わったことでマルゼンのPPシリーズ三兄弟が勢ぞろいした。同社のPPK、PPK/Sをお持ちの方はぜひこのモデルも手に入れてほしい。

 

マルゼン ワルサーPP ブローバックブラック

 


 

マルゼン
ワルサーPP ブローバックブラック

 

DATA

  • 全長:173mm
  • 全高:124mm
  • 全幅:35mm
  • 重量:380g
  • 装弾数:22発
  • 価格:¥15,180
  • お問い合わせ先:マルゼン

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年2月号に掲載されたものです。

 

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