2024/11/06
マカロフPMをKSC流にモダナイズ「KSC マカロフPM フィニッシュカットカスタム ヘビーウエイト」
プロポーションを保ちつつ巧みに現代風アレンジ
東側を代表する中型オートのマカロフPMは、トカレフの後継ピストルとして1951年に旧ソ連に制式採用された。旧ソ連のほか、中国やブルガリア、東ドイツなどによって生産され、それぞれの国で若干の改良が加えられたバリエーションの多いピストルでもある。
トイガンでは唯一KSCから発売され、今まで数多くのバリエーションモデルが作られてきた。今回発売されたモデルはKSCの創業55周年を記念するオリジナルカスタムで、スライドにはKSCが得意とするポート加工が施されている。各銃によってコンセプトを変えたポート加工が楽しみなのだが、このモデルはオリジナルのプロポーションを崩さないものだ。マカロフにはスライドを引いてからでないと作動しないリアルライブオペレーション機能が搭載されているので、リアセレーションと同じ角度で開けられたフロントポートはセレーションとしても使える。リアセレーションも現代風のワイドセレーションに変更され、これまでのマカロフシリーズの中でもダントツに操作しやすいものになっている。
実射性能も中型オートの中ではトップクラスの性能を持つだけに、このモデルは見た目と実用性のバランスが取れた1挺だと言える。
KSC
マカロフPM フィニッシュカットカスタム ヘビーウエイト
DATA
- 全長:160mm
- 全高:126mm
- 全幅:33mm
- 重量:500g
- 装弾数:9発
- 価格:¥29,480
- お問い合わせ先:KSC
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:IRON SIGHT/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年12月号に掲載されたものです。
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