2024/10/30
シリーズ最長の7-1/2インチもニッケルフィニッシュで登場「タナカ ペガサス2ガスガンシリーズ コルトSAA 2ndジェネレーション 7-1/2インチ ABSニッケルフィニッシュガスガン」
優れた命中精度を発揮するペガサス2の銃身構造
コルトSAAの標準の銃身長は7-1/2インチだ。SAAが登場したアメリカ西部開拓時代は、現代の無煙火薬(スモークレスパウダー)が発明される前で、黒色火薬(ブラックパウダー)が使われていた。黒色火薬は発火時に盛大な煙を出すが燃焼効率が悪い、すなわちパワーが弱いため、弾頭に充分なパワーを与えるためには7~8インチの銃身が必要だったのだ。
翻ってペガサス2の7-1/2インチモデルだが、インナーバレルは4-3/4インチ用と同じである。ここもペガサス2の重要な改良点のひとつだ。旧型ペガサスの7-1/2インチではインナーバレルも銃口まで届く長さだったが、長すぎることによる問題が多かった。長いインナーバレルでは気温が高いとパワーが出過ぎる場合があるため、発射時のガス圧を抑えなければならない。そのため気温が低いと今度はガスのパワーが不足してBB弾が長いインナーバレルの抵抗に負け、射程や命中精度が極端に低下してしまう。実はガスガン、特にハンドガンの場合は長すぎるインナーバレルにメリットはひとつもないのだ。
ペガサス2ではインナーバレルは安定性・命中精度で最高のパフォーマンスを発揮している4-3/4インチモデルと同じ長さで統一されている。では7-1/2インチもの長さは意味がないかと言えばそうではなく、フロントサイトとリアサイトの距離が長くなるため、より正確に狙えるメリットがある。
筆者の経験上、西部劇のファッションをハットからベスト、ズボン、ブーツまで全身黒一色でコーディネイトする方を多く見かける。その場合、SAAは絶対にシルバーにするべきだ。黒一色の服装で黒い銃だと何もかもが地味になってしまい、何だか華がない。銃をシルバーにするだけでも、かなり違った印象になるはすだ。
7-1/2インチシルバーのSAAは写真や動画で最も“映える”モデルではないかと思う。SAAの本来の姿だからか、筆者にはこのシルエットが最も美しく感じられる。さらに仕上げがオールシルバーとなれば美しさは倍増だ。
タナカ
ペガサス2ガスガンシリーズ コルトSAA 2ndジェネレーション 7-1/2インチ ABSニッケルフィニッシュガスガン
DATA
- 全長:332mm
- 全高:132mm
- 全幅:42mm
- 重量:835g
- 装弾数:15発+サブマガジン内10発
- 価格:¥45,980(2024年11月中旬発売予定)
- お問い合わせ先:タナカ
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:トルネード吉田/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年12月号に掲載されたものです。
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