2024/07/28
あのジョーカーモデルにスチールフィニッシュが登場「タナカ S&W .38チーフスペシャル(プリM36) 2インチスクエアバット“Joker Model” スチールフィニッシュVer.2モデルガン」
深く艶やかに黒光りするスチールの質感を再現
スクエアバット=ミドルやラージサイズ、ラウンドバット=ミドルのスナブノーズモデルやスモールサイズ、というのが一般的なS&Wのダブルアクションリボルバーのイメージだ。代表的なモデルを見るとそのイメージは間違ってはいないが例外もある。エクストララージのXフレームはもともとラウンドバットであり、スクエアバットのJフレームも存在する。
スクエアバットのJフレームは、M36がモデルナンバー制に移行する前に「.38チーフスペシャル」(プリM36)と呼ばれていた頃の1950年代初頭、手の大きな射手でも握りやすいようにということから追加されたものである。結果的にJフレームはラウンドバットのみとなったが、相反するような特徴を持ったモデルが存在したのは確かだ。
タナカはこのスクエアバットのプリM36を、今秋新作が公開されることで再び脚光を浴びている映画『JOKER』(2019年)に登場するモデルとして再現し話題を呼んだ。そしてヘビーウエイト仕様のガスガン、モデルガンに続いて今回、スチールフィニッシュ(ABS)仕様のモデルガンを加えることとなった。
製品は黒メッキによる硬質感漂う艶やかな色合いに加えてトリガーとハンマーはケースハードン風仕上げとなっており、オールドスクールなプリM36に最適。サイドプレートを固定するネジが4つの「4スクリュー」タイプが再現され、このモデル用に製作された階段状のサムピースも装着されている。
スクエアバットのフレームにはサービスサイズのグリップがチョイスされ、手にしてみると確かにラウンドバットに比べてしっかり握れてコントロールしやすく、見た目にもバランスがよい。何よりクラシカルな雰囲気はこの銃ならではの魅力。Jフレームリボルバー好きには堪らない1挺だ。
タナカ
スミス&ウェッソン .38チーフスペシャル(プリM36) 2インチスクエアバット“Joker Model” スチールフィニッシュVer.2モデルガン
DATA
- 全長:170mm
- 全高:115mm
- 全幅:33mm
- 重量:350g(カートリッジ含む)
- 装弾数:5発
- 価格:¥39,380(2024年8月中頃発売予定)
- お問い合わせ先:タナカ
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TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年9月号に掲載されたものです。
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